Last Update: September 28, 2013

NS I Mathematics A: The World of Mathematics
自然科学 I 数学 A:数学の世界

この授業について :


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目 的

多岐にわたる数学の分野の中から選ばれたトピックスを通して数学の世界を理解する。たとえば、組み合わせの数学、微分積分の発生の歴史、幾何学の代数的な方法が考えられる。(教養学部要覧より)今回は、組み合わせ数学、グラフ理論などを題材に、高校までの数学とは少し違った内容を取り扱いながら、論理・推論・証明を学習する。論理的思考力をはぐくみながら、理解・納得・知的感動を共有することをめざす。

Through topics from various fields of mathematics, students are invited to the world of mathematics. Topics depend on the lecturer and are chosen among mathmematics of combinatorics, history of calculus, algebraic methods in geometry and others. (Bulletin of the CLA) This year we discuss combinatorics and graph theory, and learn logical deduction and proofs in mathematics. I hope we can share high-level understanding, wonders and excitement in mathematics.

内容

高等学校の教科、数学Aとは関係ありません。「数学B:数学の方法」と区別するための記号です。2001年から5年間「数学B:数学の方法」を教えてきました。今回の内容は、私が「数学の構造」(2000年のカリキュラム改革で、数学A、数学Bに分割)で以前教えていた内容に近いものです。私のホームページ内の「数学の構造」ホームページを参照してください。「数学B:数学の方法」は、社会科学などで数学を実際に使う人のための数学、理学科の基礎科目の数学を履修するためのステップアップが目的です。そのような人は、秋学期・冬学期に開講予定の「数学B」を履修してください。「数学A:数学の世界」では、役に立つ数学をめざすのではなく、数学のパズルのような部分を楽しみながら、論理的思考の原点ともいうべき、数学の論理・推論と証明を学びます。最初の一週間の内容は、その後の数学を語る言葉ともいうべき、集合と論理で「数学B」と共通ですが、そのあとは、組み合わせ数学、グラフ理論といわれるものが内容です。高校までで学ぶ数学とはあまり共通部分がありません。数学が苦手だと思っている人、論理的思考に強くなりたい人、数学を純粋に楽しみたい人、数学が嫌いで嫌いでアレルギーが出るという人、歓迎です。
  1. 集合と論理(Sets and logic)
  2. 1対1対応(One-to-one correspondence)
  3. 数学的帰納法(Mathematical induction)
  4. 鳩ノ巣原理(Pigeon hole principle)
  5. 握手の問題・グラフ理論入門(Shakehands problems, an introduciton to graphs)
  6. 最適化問題(Optimization)
  7. オイラーグラフ・ハミルトングラフ(Euler graphs and Hamilton graphs)
  8. 平面的グラフ(Planer graphs)
学習の状況をみて内容を多少取捨選択する可能性があります。
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受講者の皆さんへのひとこと

この授業は、数学についてのことを扱うものではなく、数学自体を、数学における考え方を体験してもらうことが目的です。その意味でも、皆さんが自分の頭で理解しようとし、考えて下さらないと始まりません。その意味で、「頭の体操」という要素も持っています。ただ、それが最終目標ではないつもりですが、それは、受講されてからのお楽しみです。是非、通信欄メッセージなども読んで下さい。クラスの雰囲気がわかると思います。以下に授業中、何度も言っているいくつかの「細かいこと」について書きます。


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2006年度授業の反省点

毎年、反省点をまとめて書いています。すぐ忘れてしまうので。次に同じ授業を教えるときの参考とするためです。公開しているのは、教える側がどのように考えているかを知ることも相互理解のために無駄ではないと思うからです。


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2008年度授業の反省点

毎年、反省点をまとめて書いています。すぐ忘れてしまうので。次に同じ授業を教えるときの参考とするためです。公開しているのは、教える側がどのように考えているかを知ることも相互理解のために無駄ではないと思うからです。


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2011年度授業の反省点

毎年、反省点をまとめて書いています。すぐ忘れてしまうので。次に同じ授業を教えるときの参考とするためです。公開しているのは、教える側がどのように考えているかを知ることも相互理解のために無駄ではないと思うからです。


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2012年度授業の反省点

毎年、反省点をまとめて書いています。すぐ忘れてしまうので。次に同じ授業を教えるときの参考とするためです。公開しているのは、教える側がどのように考えているかを知ることも相互理解のために無駄ではないと思うからです。今回は、この授業の目的と、教えるとき自分で考えている注意点を書き上げ、それを検証してみる。 このようなコラムももう少し整備したい。


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2013年度授業の反省点

毎年、反省点をまとめて書いています。そのコースのことが一番よく判っているのは、コースが終了して、成績も決めたときだと思います。備忘録として記録することは、改善に欠かせないことだと思います。公開しているのは、教える側がどのように考えているかを学生が知ることは、教員を目指す学生だけでなく、相互理解のために無駄ではないと思うからです。今回は、特に、昨年度冬学期に同じコースをおしえ、次の学期だったこともあるが、まず、前回書いたことを批判的に検証したいと思う。 このようなコラムももう少し整備したい。
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