Last Update : November 9, 2002
Linear Algebra I
線形代数学 I
2002年度:通信欄メッセージ :
- この授業に期待すること。要望。自分にとって数学とは。
- 将来の夢、25年後の自分について、世界について等々、何でもどうぞ。
- あなたにとって一番たいせつな(または、たいせつにしたい)もの、ことはなんですか。そのほか、何でもどうぞ。
- パソコンや携帯電話など便利なものがどんどん普及していますが、これらは生活を豊にしているのでしょうか。便利なものとどうつき合っていくのが良いのでしょうか。その他なんでもどうぞ。
- (a) 結婚について、家庭について、子供について。(b) ここまでのこの授業について。
- ノーベル賞など最近のできごとから。その他、何でもどうぞ。
- 最近感激した本・映画・芸術・人・言葉など。解説も加えて下さい。
- ICUを選んだ理由。その他何でもどうぞ。
- 21世紀における科学の使命は何でしょうか。その他何でもどうぞ。
この欄は QUIZ(小テスト)等における通信欄での受講学生とのやりとりを記録したものです。返事を書いて翌週に返却していますが、わたしからのメッセージの一部をまとめたものも掲載することとしました。個人情報については注意して運用していくつもりですが、何か問題がありましたら、鈴木寛 hsuzuki@icu.ac.jp まで御一報下さい。
QUIZ1 : この授業に期待すること。要望。自分にとって数学とは。
- 今のところ数学は、目の前に垂れ下がっている一本の蜘蛛の糸のように感じられます。つたって昇っていった先にあるのは天国のような神秘か、より大きな蜘蛛の巣のような混乱なのか、まだ見えてきません。またむしろ、この糸は他の学問であり、数学はいく先を照らす灯火のようにも思えます。
- 先生の授業は順を追っていてかなり理解しやすいと思います。高校の頃は変数の意味も、連立方程式を解くと言う意味もよく分かっておらず、この行列の基本変形はまるで手品のように感じていましたが、先生の説明を聞き、また教科書を読むことでだいぶ分かってきたと思います。はじめは手品のように見えていたものが、よく考えてみれば当然である、ということが納得できた時、数学っておもしろいなぁと思います。私は元々は数学は不得意で、おまけに計算も遅いので、納得するまでにかなりの時間を要してしまいます。そこで、授業では全てではなくてポイントだけでも丁寧めに説明していただけるとありがたいです。たとえ全てではなくても、一か書だけでも授業中にきちんとできれば後で復習もしやすいのです。よろしくお願いします。
- 基本から応用までカバーする授業をお願いします。
- あまり計算過程を省略しないでほしいです。
- 授業の進度をもうちょっとゆっくりにしてほしい。
- 知的感動。
- 数学用語をイキナリ使わないで欲しいです。Quiz は毎回出して欲しい。自分にとっての数学→できるようになりたいのに、どうしてもできないもの。努力不足…?
- がんばります。自分にとって数学とはがんばるものです。
- 苦しいもの。しかし解ければ楽しい。
- 数学は、便利な道具だと思います。
- 字を大きくして下さい。
- 物理専攻なので、かならず修めます。
- 数学は制限時間があると苦しいです。あまり得意ではないけれど頑張ります。
- 黒板の字が小さすぎて読めません。
- 数学は悪夢だったけど、大学に入って楽しくなって来ました。
- 数学は嫌いでないのに苦手ですが、頑張ります。板書をできる限り大きく書いて下さい。後からの訂正箇所は黄色 etc. で直して頂きたいです。
- この授業では行列をなぜやるのか、行列は何に役に立つのかを教えてもらいたいです。
- 公式などの説明の際に、開発者の background の説明も同時にあったりすると楽しさが一層増します。
- できる限りかみくだいた解説でお願いします。
- わかりやすく。計算式も細かくやっていただけると学習がよどみなく進めます。一度 stop しちゃうとそのことについて考えている間に先生がどんどん進んでしまってわからなくなってしまうのです。
- 数学とは… 焦らず、じっくり考える場です。
- 数学は自分でやらなければ意味をなさないものだと思うので数学に取り組むことへの手助けとなる授業であってほしいです。(とてもあいまいですが。)はじめの講義はノートをとる時間もあり、タイミングもよくて良かったと思いました。
- 英語を使うと用語がわかりやすくなるのでどんどん使って欲しいです。
- 数学はむづかしいです。
- 少しは数学ができてみたいです。自分にとって数学は天敵です。黒板の字をもっと大きくして下さい。
- 基本的なことをしっかり身に付けたい。
- もう少しだけ字を大きく書いて下さい。数学とは偶然が重なり、嫌い→好き、全くできない→まあできる方(?)になった科目です。
- 楽しい授業を。
- 数学自体何の役に立つのかさっぱりわからないけれど、生物やるのにも必要だからと言われてやっている。飽きずにやり通したい。
- 黒板の字が小さくて、少し読みにくいです。もう少し大きく書いて下さい。
- 計算ミスを避けてかつ論理的思考が出来るようになりたいです。数学はその為の基礎である気がします。しかし決してできてはいないので、頑張りたいです。
- 自分にとって数学とは、敵わない相手です。行列は苦手ですが、好きです。
- 行列の計算だけでなく、大学の数学らしく抽象的な議論も織りまぜて欲しいです。中学以来数学は苦手と敬遠ぎみだったが、一旦文系に行ったことで逆に理数系の面白さが再認識した。
- 専攻は化学か生物を考えていますが、数学は好きな科目でもあるので、Calculus II, 線形代数 II までとりたいと思っています。線形代数 I では基礎的な部分をしっかりマスターしたいです。
- 量によっては宿題を次の日に出すのはきついです。
- 理由なく受け入れるのは気持悪いので、公式や定理には証明をつけてから用いてほしい。最初の講義の拡大行列の変形は丁寧にやって頂いたのでよくわかって面白かった。自分で計算する時間があるのもうれしかった。行列の実用的側面も知りたい。数についてよく知らない。数学は嫌いじゃないが、解けないことが多く、半泣き。泣く前に演習をせっせとやることにします。
- 自分にとって数学は天敵である。春学期も成績があまりかんばしくなかったので、今学期は grade A (そんな実力はないのですが……)を目指して頑張ります。
- 字が小さすぎて見えない。数学とは、理系のいかなる科目 (P. B. I. C.) にも必要となるので、大事にしたい。
- 英字が小さくて見えません。もう少し大きく書いてください。
- 行列は高校では疎かだったので、基礎からしっかりやりたい。
- マイペースでやります。
- 英語つかうなら全部英語でしゃべってほしい。
- 字をでかく書いて下さい !
- 字が小さい。
- まだ線形代数というのがどのような分野なのかわからないので、最終的には線形代数の特性を活かして楽しみながら計算ができるくらいになりたい。また、授業中、英単語はみづらいので大きめに書いてください。
- よろしくお願いします。
- 難しい話をじっくり聞きたい。
- 遊びであり、柱でもある。どうぞ、よろしく。
- 苦手なのでがんばります。
- 自分にとって数学は嫌いだけど避けられません。
- 最初の授業はわかりやすく、興味深かったです。字をもう少し大きく書いてもらえるとなおいいと思います。
- 数学とは、昔の自分にとって周りの人間より得意であった科目です。とりあえず単位を落さないようにしたいです。自分は今までに (B) のような問題を解いたことがなかったので、授業中に少しとまどいました。
- NEVER MIND.
- 数学は残念ながら高校の範囲を満足にできないので、受験で時間に追われてごまかしていた理解不十分な点を少しでも埋め、少しでも数学の本質に近づけるようになれたらと思っています。
- 自分で考えて納得しながら進んでいきたいので、できるだけゆっくり余裕をもって授業をすすめてほしいです。
- 行列をやらなかったので(高校時代)不安が残りますが、何とかなればいいと思っています。
- あまり難しいと全くとけないので、なるべく簡単な問題を基礎から説明してください。
- わかりやすいように、楽しく授業に取り組みたいです。日本語と English terms を交えて講義をして下さると嬉しいです。数学とは…新しく発見した時とか完全に分かった時の快感がいいですね。
- すいません。(B) わかりません。
- 単調な説明だけで終わらないで下さい。眠くなってしまうので。
- 数C やってません。わかりません。
- とにかく分かり易くおねがいします。数学は、高校のときは嫌いじゃなくて楽しんで勉強できていたけれど、何か最近は、苦手意識がふつふつと湧いてきてしまっています。理解できれば、楽しいから、Linear がんばります。宜しくお願いします。
- 分かりやすく数学を学べることを期待しています。自分にとって数学とはパズルのようなとてもロジカルで Concrete なものです。
- 数学の宿題にペンですか、えんぴつですか。私にとって数学は一つの方法だけではなくいろいろな面から答えを得られる楽しい科目、だけど答えが分からないとすごくストレスがたまる物。
- 数学の楽しさを是非教えて下さい。
- 数学用語は日本語だけでなくできれば英語でも書いていただきたい。
- 数学は万国共通の言葉なり。
学生へのメッセージ
- メッセージをいろいろと書いて下さりありがとう。一番多いのは、黒板に書く字の大きさでしたね。注意します。おそらく、英語と、添字が大きな問題なのだと思います。しかし、授業に集中しているとついついわすれてしまうもの、授業中でも何度も注意して下さい。それと、大きな部屋ですから、できるだけ見やすい前の方にもきてくださいね。黒板に書いてそれを何度も使いたいときもあり、場所を節約するため小さめになってしまうことも良くあります。ともかく、このメッセージを打ち込んでいて、これだけ字のことを打ち込むと、頭にインプットされることも確かです。コメント感謝します。
- 英語の使いかたは難しいものです。ひとそれぞれ受け取り方も違いますし。わたしは、アメリカでこのコースとほとんどおなじ授業も教えていましたから、英語でもおそらく教えられると思いますが、クラスの中の一員として自分を考えてみるとやはり、日本語を主にすべきだと思っています。このコースの英語版、Linear Algebra I (E) が春学期にでていますが、諸般の事情で、九月生のかなりの部分がこの授業を聞いています。日本語は得意な方がほとんどですが、数学の用語や、日本語での数学の言葉の使い方は、また別です。単に単語だけではなく、もうすこし、英語を使いたいという衝動にかられます。そこでかえって中と半端になることがあるわけです。どれがベストとは簡単に言えないのではないでしょうか。一人一人とコミュニケーションを取りながら、このクラスにあったコミュニケーションの方法を模索していきたいと思います。個人的に質問に来て下さったり、いろいろなコメント、助言をして下されば、改善がはかれる可能性が増します。このような大きなクラスは、皆がいちばん適切な方法で、コミュニケーションをとることはできないかも知れませんが、皆が幸せになる道はあるのではないかと思います。
- この授業は、Linear Algebra II 以降とちがい、計算が大きな部分をしめます。でも、理論的な数学のおもしろさ、これを伝えたいというのは、私の心の一番底にある、大きな部分です。ともに感動ができたり、「なーるほど」と深いところで理解できたり、数学の楽しさを味わうことができれば嬉しいですね。表面的には Linear Algebra で学んだことが使えるようになることが目的ですが、この授業・演習を通して得られるものはそこに留まらないはずと信じています。
- 大きなクラスで一度に全員が理解することは不可能です。ひとそれぞれ理解のスピードも、方法も、得意な時間帯もちがいます。演習の先生や、ヘルパーの大学院生や、そして、わたしもできるだけいつでもアベイラブルでいたいと思っています。つまらないことでも、疑問に思ったときに、ぜひ、解決をはかって下さい。疑問のその向こうに、すばらしい世界が広がっていることがたくさんあります。
- Linear Algebra I では、日本の高校でいうと、数学 I と 数学 A 程度を想定して、授業をしたいと思っています。でも、それは、数学 III や 数学 C を勉強した人には簡単だということではありません。もちろん、たくさん数学に時間をついやしたことが大きなちからになっていることは十分あると思いますが。ともかく、そんなこと知らない、というようなことがありましたら、どんどん言って下さい。ながく数学の世界にいると、知らず知らずのうちに、専門用語を使ってしまったり、何が分かっているかがよく分からなくなっていることがよくあります。
- 一学期間よろしくお願い致します。
QUIZ2 : 将来の夢、25年後の自分について、世界について等々、何でもどうぞ。
- 日本において新しい市場、産業となる会社をつくりたい。
- いろんなことを仕事にしていたいです。「習得してゆく仕事」がすきなので、自分に試練を与えてるかつ向上できる仕事をしたいです。自分をすきでいられる職業をしていたいです。でも2019年にいんせきがぶつかるそうなんですが、どうでしょう…。
- 将来の夢(目標?):サッカーをしているんですが、一生に一度でいいから最初から最後までミスなく自分にできる最高の納得いくプレーがしたい。
- 夢はホメロスを超える歴史的大詩人になること。25年後までには壮大な叙事詩の構想を固めていきたい。誰もが生まれて来たことを後悔しないような世界を望みます。
- 数学とは高校生の時に別れを告げてしまいましたが、理転して生物をやりたいのでがんばります。
- 今から数学専攻にしようと思って、間に合いますかね?(2年です)昨日の講義、カゼひいてしまって出れませんでした。すいません。この用紙は、コピーさせてもらいました。
- 将来の夢。動物愛護の仕事につくこと。(NGOでもお給料が安くてもいい…)当面の課題は、千浦先生の生物の Lab をいかに早く終わらせるか。あとは、Theme Writing を一発でクリアする事。苦手な数学を落さない事。韓国語の勉強を少しでも進める事。パラメータで連立一次同次方程式の解を表すやり方がよくわかりませんでした。
- 将来の夢:大学院に行く。25年後の自分について:?。世界について:安全に旅行したい。
- 夢:自分の才能を完全にあます所なくしゃぶり尽くしたい。
25年後:生きていれば初老。うまく枯れたい。
世界について:都会は全ての物が人間のためにできていて、気持ち悪い。
- 3年になったら exchange に行って、海外の大学院に入学して、むこうで知り合った日本人と結婚し、海外に住みたい。
- 将来の夢はまだ、模索中です。今はできるだけ自分の興味を広げて行きたいと考えています。そしていつか発展途上国で働くようになりたいです。
- 25年後の今ごろは、44歳を目前にしており、今以上に考え事も多い事と思うが、健康や家族に恵まれ、そして何よりも不安な憤りもない世の中に暮らしていて欲しい。誰かに必要とされる人間でありたいと思います。
- 25年後には、土に環っていたいと思います…。
卒業したら… 生物系の開発エンジニアになりたいです。
- 25年後は理化学の研究所で働いているはずです。
- 将来の夢:自然科学系のドキュメンタリー番組を製作する人になりたいです。
- 今はNSですが、将来は音楽の研究(演奏ではない)したいと漠然と考えています。25年後(44歳)のことを想像してみると、よくわからないけれど、とても大変そう、苦労しそうな自分が思いうかびます。
- どの生き物にも負担がかからないような自然なシステムの社会にすることが夢です。
- A.43歳のサラリーマン。B. 宝くじ5億円が当たって万歳! C. 1999年に地球は滅びるので生きていない。D.1万年後に20歳の体でよみがえるため冷凍睡眠中。
ファイナルアンサー?
- 将来は、もうちょこっと数学が好きになっているといいなと思います。先輩が、3年末になったら数学のおもしろさがわかってくるといっていました。それを信じてがんばろうと思います。
- 将来の夢:自分で自分を養えるように稼ぎたいです。マイホーム。わりと危険度が増していそうです。
- 今日の字の大きさはばっちりです!! 私の高校の先生で青柳安志先生という方がいて、鈴木先生の親戚だと言っていました。青柳先生が「よろしく」と言っていました。
将来の夢:平和に暮らしたいです。好きな仕事をみつけることができて、こんつめすぎずに生きがいをもちながら生きる事です。
- 夢は見てもみたい。
- 将来、自分は精神医学、心理学を通して心の幸せを考えつつ、家では、微小な植物を用いた自家製光合成システムを開発し、人も、地球も…
- 青い二進法のような輝けるキャベツになりたい。
- 最初は生物学者になりたかったが、大学に来て迷い始めた。今はもっとダイレクトに世間に役立つ仕事に就きたい。
- 将来は研究者になれたらと思っていましたが、この学校に入って以降、なる(なってきちんとやっていく)自信を喪失気味なので、何ともいえません。25年後は、全うにいきて、多少は人の役にたててかつ面白くあれたら嬉しいです。国際基督教大学は全てが美しすぎると現実を忘れさせます。とはいえ、世界はここで語れる程、またこのキャリアをもって明言できる程のレベルのものではなく、私自身もそれをいいきる程の視野の狭い人間にはなりたくないです。しかしもし今あえていうとすれば、本質的にはただの大きな、美しくまた、無に近い一つの流れであるように思います。
- 25年後、地球がまだ存在しているように努力します。
- 物理学者。
- これまでかなり特殊な道を歩んできたので、未だにはっきりとは決定していないが、どんな職業にせよ、日本各地、世界各地を股にかけて活動する人間になりたいと思う。
- 25年後の自分:白衣を着て、試験管を振っている姿しか想像ができない、したくない。
- 25年後:ピーターフランクルさんによると人生の最高点。目標点。
- 25年後は、今自分が一番やりたいことをやっている自分でありたいです。世の中にはお年寄りが増えそうです。高齢者が社会に明るいニュース(例えば70歳でマラソンを始めて大会出たとか、彗星発見したとか)をふりまくことでしょう。一生ただ肩書を持って仕事に暮らすのではなく。
- 将来の夢:I don't know well, now. Before, my dream was a scientist for improving environmental problems.
- 生理学の研究。
- この間 A beautiful mind という映画をみました。競争力学(?)を発見した実在の数学者のはなしです。成功への重圧感や病と闘うその数学者と彼をささえる妻の話で、とても感動しました。(個人的には、特に全体を通して流れる音楽が好きでした。)話は全く変わりますが、毎年地球上で生産される作物の量と、毎年人類が消費する作物の量を比べるとどちらが多いのでしょう。全く興味本位。
- 日本にはたまに帰って来ます。
- 目標:高い所得。
- 25年後の自分について:今よりも自分に満足していたい。
- 将来は、心理関係の仕事をしていればいいなぁ、などとなんとなく考えていたり…。心理学専攻なのに数学やってる時点で将来像は不明。25年後はとりあえず生きていればいい。世界は変わらないと思う。変わったとしてもあまり気づかないと思う。
- 人生に疲れ気味。
- ねないぞー。
- 行列、なかなかつかれます。計算ミスしそうで。25年後…44歳…。
- 25年後はたぶん死に際あたりにいると思う。
- 数学者にはなっていないと思う。
- 将来にしろ、25年後にしろ、常に自分の好きな事(たとえ苦しくても)をやっていたい。自分に素直でいたいという事だろうと思う。世界について…温暖化が心配だ。北極のアザラシたちは survive しているのだろうか…?
- 飛行機代安くなれ〜!
- なるようになっていると思います。
- 1、2番で何回か書き直しがあって、拡大〜 と 〜の漢字をわざわざ書くのがめんどうでした。
- 25年後には44歳になっています。その時はこのプリントでやったこととは全く関係ない事をしてのほほんと暮らしていると思います。
- 25年後の自分は、子供も独立しはじめて、ますますバリバリ働く女性になっているはずです。
- 平和になれば良いなぁ〜。そこに向かって、私もなんかできることをしないとね。生物的に世界に役立つことって何だろう?それを仕事にできれば幸せだろうなぁ。
- まだ分からないけど、幸せでいたいです。世界も平和であってほしい。ガキッぽいけどこういう単純はことが大事だと思う。
- いろんな夢を見てきたが、今は法医学をやりたいと思っています。
- 夢は、日本の音楽界の風雲児になる事。
学生へのメッセージ
- メッセージをありがとう。わたしは、この質問を10年少し前から、一般教養(この大学では一般教育科目)の授業の時に書いてもらっていました。そのときは25年という数字は単に四半世紀という程度の意味でしたが、そのうちに、大体受講生が、私の年齢になったときという意味を持つようになって来ました。しかし、今は、ちょっとさばをよんでもわたしは皆さんより25歳以上年上になってしまいましたから、また、四半世紀の意味に逆戻り。30年に変えようかとも思ったのですが、同じタイトルで書いてもらうことは貴重なので、このままとしました。最近は、このページのようにホームページにメッセージを残すようにしています。興味のある人は私の他の授業のページも覗いてみて下さい。でも専門科目でこれをするのははじめてです。質問の内容は少しずつ変えて皆さんとのコミュニケーションをはかっていきたいと思っています。
- わたしは夢が大好きです。Vision というほどカッコ良くなく、Dream というほど空想のなかのものでもなく、Goal というほど達成にすべてをかけるものでもなく、Aim とも、Expect とも、Wish とも違う気がする。でも私の好きな夢はやはり、wish が近いのかなと思います。それを vision という形で外向きに表現するようなものでしょうか。何かを expect するのは人の営みに取って基本的だと思うのですが、どうでしょうか。わたしは、今もたくさんの夢がありますが、おそらく、この世を去るまでずっといろいろな形で持つのではないかと思います。その夢は言葉で表現できるときも、簡単には表現できないときもあります。聖書には永遠に残るものの一つとして「希望」をあげていますが、そのようなものをもつことができればと思います。
QUIZ3 : あなたにとって一番たいせつな(または、たいせつにしたい)もの、ことはなんですか。そのほか、何でもどうぞ。
- 自分。また、自分と同じくらいに彼女のことを大切に思っています。
- 尊敬する恋人。
- やっぱり、大切にしたいもの=大切にしたい人でしょうか。
- 自分の命と、恋心。
- 家族
- 誰かに(何かに)憧れる気持。「あんなふうになりたいな」と思うことで、自分を動かす事ができる。数学も「あんなふうになりたいな」という気持があるから、できるようになりたい。あとは、のんびり考え事をする時間。
- 大切にしたいものは、自分の時間です。最近は実験や課題に追われたり、人づきあいで外に出たりすることが多く、中々一人の時間を楽しむことができないのですが。友達とさわぐのも楽しいけれど、一人でいる時間を自分で楽しめる人間になりたいです。
- たいせつなことは、「自分に向いていることをする」。逆にいうと、「自分に向いていないことは絶対にやらない」ということ。人間だれでもなにか一流になれる才能があって、たとえば「かんりょうになりたい。」と思っている人は、ほんとは大工さんに向いているかもしれない。「やりたいことをやらない」というのは、「宿題をやりたくないからやらないもんね」というのではなくて、「むいてないことはやらない」というの。向いていないことを見栄やプライドでつづけていても、まわりに実は迷惑で。でも何が向いてないか知るには自分をもっと知らなくてはいけないと思う。たなからボタもちという性質のものでもないし。日本語も大好きだし、家族のこともあいしてるけどどうも将来の設定を日本におくと息苦しくなる。全然、帰国子女でもないのにこういう発想はどうかな、と思うのだけど。ただもうひたすらそう感じる。でも、ひとばん中レイプの心配も夜露にぬれることもなく、一晩ねむれるというのはものすごーい幸せだとも思う。
- 時間
- 考えを深めようと努める根性・持久力を持つ&のばしたい。あらゆる物事に対して妥協しがちなので。
- 大切なものは、友達&家族。鈴木先生って予備校の講師とかやってました?なんか予備校っぽい感じがします。(悪い意味ではないです。わかりやすいということです。)P.S. 人の夢聞いといて、ケチつけるのやめて下さい。不愉快です。
- 勇気をもつこと。世界に無関心にならず、見たくないような状況でも直視する努力すること。
- 何か精一杯やり尽くした後の直感、あるいは勘。正しい答えが分からなくてそれでも何かを決断しなければならない時は最後にはそれを根拠にして進むしかなくなる。けど精一杯やり尽くしたなら、そういう時の勘には理由はあとからついてくる…ような気がします。
- たいせつな、たいせつにしたいもの:素直な心(せめて自分にだけにでも)・喜び・(大)自然・けじめ・おいしいもの・好奇心・とにかく平和…。「一番」を選ぶのは難しいですね。Quiz の 2 も難しいです。
- 子供の視点を持つこと。
- テンソル解析以外でもアインシュタインの規約をつかっていいんですか?(例えば、Σv5,kwk,2 → v5,kwk,2 (k=1〜5))
- A:自分。理由:自分がいなくては自分は自分ではなくなるし、自分がなければ「自分」の大切なものも存在しないから。
- 好奇心。まず面白いと思うことを大切にしたい。
- この前の証明は、もうちょっと時間をかけてほしかったね…。一番大切にしたいのは「思いやり」です。優しい人間でありたいですね。
- 多分、よく考えればあるのだろうけど、とっさには思いつきません…。気づかないだけかもしれません。
- 自分が正直に感じたこと です。
- 同じ質問をキリスト教概論で、森本先生に問われましたが、答えられず、いまだ答がありません。
- 命です。
- お金。
- 私にとって大切なものは私の周りにいてくれる人です。今、私がこうして元気にICUに通うことができるのは決して私一人だけの力ではなしえることができなかったからです。私は周りにいてくれる人の支えがあって幸せに生きることができるからです。
新島学園は良い学校です!! 私は大好きです。新島の先生とほとんどの生徒は頑張る人を認めてくれるし応援してくれます。良い意味でも悪い意味でも自由です。勉強をあまり強制しないので、勉強したい生徒はやりたいだけ少プレッシャーで勉強できます。しかし、意志をしっかりもたないと、いけないので、強制されないからついつい手を抜く生徒もいました。でも、自立(?)することができます。先生も、友達も大好きです!! 今年に入ってすでに2回ほど新島に遊びに行ってしまうほど大好きです。…なかなか言葉では表せきれません!!
- 初心
- 睡眠と食事
- 自分が自分であることと、逆に自分を変えようとしてくれる身の周りの人や物です。
- 自分を大切にしたいですね。Egoistic になるという意味ではなく identity を確立するという意味で。
- デロリアン(改造済み)
- 考えること。
- ロザリオ。先週の「ダイレクトに役に立つ仕事」福祉関係等。
- |(^o^)/。
- 生きること。ホームページを見て先生に感服しました…。
- セクション BA のメンバー。一つの価値観にしばられないこと。
- 感情と冷静な判断力。数学にもいえると思います。しようと思いつつ復習をしなかった先学期を思うと、このプリントはありがたいような。しかしこれがなくても勉強するのが大学生ってもんでしょうか…。
- 一番大切なテーマはたぶん優しさです。昔は、いつもいい人であることが優しさに近いと思っていましたが、このごろは優しさというものが時々すごく人を困らせ、傷つけることを知り、優しさとはどんなものか?ということ自体、探求中です。厳しさの中の優しさにひかれます。
- 大切にしたいもの…今まで生きてきた自分の心の中の思いでと、自分とつながりをもった人たちみんな。人の記憶はその人の大切な一部だと思う。しかし一方で記憶はとてもあいまいで操作することさえできるという。いったい人の記憶や思い出ってどうなっているのだろう。
- 家族はやっぱり一番大事です。
- 家族と友達と素敵な先パイと、前飼ってた犬(昨年死んでしまいました)との思い出です。
- myself
- 自分の記憶と、そのまわりのもの。
- 友達。といっても親友達。毎日の生活の中で私は彼らに支えられている部分が結構あると思う。愛情は、いつなくなるかわからないけれど友情は不滅です。
- Mother
- 最近、色々とあって分からなくなりました。
- 自分。
- break through がほしいです。
- すべて。
- 生の実感、並びに、人としてのあり方。
- お母さん
- 一番大切なこと…あまりにもたくさんありすぎる。もの事を常に感謝できる状態でいること?あたり前になっているもののありがたさが認識できること。忘れがちだが…。
- 自分自身です。もちろん、身の辺りの人たちもたいせつです。
- 地球
- 快適な居住空間
- 大きいお兄ちゃんと、小さいお兄ちゃんと父と母、家族みんな。
- 友達。今の私があるのはみんなのおかげだからだから大切にしたい。
- 友だち
- 大切なものって沢山ありすぎて一番を決められないですよ〜。人間関係、自分、勉強、努力 etc. こんな事かいてるけど本当かしらん!?あはは、先生の大切なものって何ですか? 好奇心なんて言っちゃったりして。
- なくならないものが大事です。でもなくしてしまったものも大事です。
- 一番大切にしたいもの「自分」、家族、愛情、幸せさ。先生は何ですか?
- 友達、家族、思い出、時間
- 自分の生き様
学生へのメッセージ
- たくさんのメッセージをありがとう。みなさんの「たいせつなもの」をとおして、みなさんの心(人格)にふれることがゆるされたのは、ほんとうにうれしいです。シェアーしてくださったこと感謝しています。
- 「じぶん」のたいせつなものを問う事は「じぶん」をみつめることでもありますし、今の「じぶん」の生き方を問うことでもあるので、この問い自体たいせつなのではないかと思っています。もちろん、四六時中考える問題ではないでしょう。そのいみでも、たいせつなものとして、「じぶん」をあげたかたが多かったですが、それは、非常にいみのあることだとおもいます。そしてもちろん人によって答えはざまざまです。これがみな同じだったら気持悪いですね。わたしにしても、そのときどきに、答えはいろいろ揺れ動きます、もしかすると、昨日のこたえと、今日のこたえと、明日のこたえが違うかも知れない。でもそれぞれに、その時点での「たいせつなもの」が表現されうるのだとおもいます。
- わたしが、「いま」いちばんたいせつに思っているのは、おそらく、「5人の子供たちが成長して行くさまを、みまもること。」だと思います。「思う」が2回もでてくるということは、「実態はそうとも言えない面もあり、単純ではない」と言う事です。でも、楽しんでいる事は事実です。「たいせつにしたい」のは、「神様と隣人」です。隣人ひとりひとりが、キリストだと思って、たいせつにしたい。イエスさまならどうするだろうかと問いながら、今のときのその人との過ごし方を決めたい。もちろん、そんなことはできていませんが。
このように、大きなクラスの授業をするときでも、セミナーなどで一人の学生と対応する時でも、その学生ひとりひとりとの時を大切にしたいと思っています。それは、メッセージを打ち込む事かも知れないし、授業の準備でどこを強調しようか考える事かも知れないし、数学でわたしが受けている感動をどう伝えようかと考えることかもしれない、また字が小さくならないよう注意することかもしれない。自分では真剣に対応しようとしていても、たくさんのひとをきずつけてしまうことももちろんあります。神様を大切にすることは、まず謙虚になることだと思っています。授業をしていたり、こどもと話していたり、こどもをしかっていたりして思うのは、それらがどのような結果を生むか、そのたねがどう成長するかは本当にわからないということです。わたしは、わたしのできる限りの知恵と方法である責任感をもって線形代数学を教えたいと思っていますが、それが皆さんひとりひとりの中でどう育ち実を結んでいくかは、みなさんと神様に関わっている事だと思っています。謙虚に、自分の仕事をできれば、うれしいですね。そして、神様が一人一人の命をどのように成長させて下さるかを見る事ができるのは、わくわくすることです。そのような一瞬をみなさんとも、この授業をとおして持つ事ができる事を幸いに思っています。
- (AB)C=A(BC) の証明は時間が中と半端になってしまいました。そこで、講義ノートの方にかなり丁寧に説明を書いておきました。見てみて下さい。
- Quiz という形で毎回宿題を出して、採点して、ノートを公開して。こういう方法には古典的には批判もあります。わたしも、勉強は自分でするもの。勉強のしかたも自分で見つけて行くものと思って、予備校や、塾、家庭教師などはいっさい経験せず学生時代を通り過ぎました。そのおかげでたくさんロスをしました。それも結局わたしにとっては良かったのだと思うことにしています。そういう意味で、手取り足取りでなく、突き放す教育も教育のひとつだと思っています。とくに大学では。でも、自分にあった勉強の仕方を見付けなくてはいけないのは、一生のことです。学校教育で、あるテーマをもって勉強して行く時には、その時点で一番身につくと思われる方法を教員も学生もさがして全力をつくすことは大切なことだと思っています。そのなかで「そのメソッドは私には合わない」となればそれはそれでよいと思います。人間は基本的には怠惰ですから(わたしは、かなりストイックですが、そのゆえによけい、自分が怠惰だということをいつも思い知らされています)やはり、日常的に、あるプレッシャーのもとで勉強をすることも大切なのではないでしょうか。あまり大変にならない程度に、刺激を与え続けたいと思っています。それと、わたしのクラスも、内容とレベルとクラスの大きさによっていろいろと変えていることを付け加えておきます。
QUIZ4 : パソコンや携帯電話など便利なものがどんどん普及していますが、これらは生活を豊にしているのでしょうか。便利なものとどうつき合っていくのが良いのでしょうか。その他なんでもどうぞ。
- 依存症になってはいけない。”使いこなす”と言う考えが大事である。そして、常に便利さへの感謝と感心する事を忘れず、今の時代を生きることへの感謝へとつなげる。さらに、今、日本で生きている運の良さに満足する。
- 豊かにしていると思います。ただ生活は豊かになっても、それが人々の幸せにつながっているかというと、そうとは限らないと思います。
- 最近、ゲーテの「ファウスト」を読みました。ファウスト博士は便利な魔法によって彼の欲しいものを追い求め、また失ってしまいますが、その生涯はとても意義ぶかいものでした。こんな生き方が豊かであるかどうかはわかりませんが、便利さに溺れることもなく、便利なもの(魔法)の負の側面(悪魔)によって起こる悲劇にも負けずに夢を追い続ける彼の生き方にはあこがれを感じます。
- 豊かにしていると思います。コミュニケーションをとりたい時にすぐとることができます。鈴木先生が一対多数のコミュニケーションをはかるためにホームページをつくっていらっしゃいますが、そのことをうれしく思います。
- パソコンや携帯電話が生活のほんの一部を占めるのならば生活は豊かになるが、大半を占めるようになると生活が豊かでなくなる。道具の生活のために人間が存在しているかのように思う。
- コンピュータの能力全てを使おうとすると、自分の能力が足りなくなってしまうので、私は、コミュニケーションツール、記録ツールとしてだけ利用しています。使う範囲を決めれば、生活を豊かにするために有用な道具になります。
- パソコンなどのメディアの発達で生活は便利になって来ていますが、不確かな情報が多すぎてそれを判断できる能力を養って行かなければならないと思います。
- とても便利なゆえにパソコンや携帯電話は使う人のモラルに全てゆだねられると思う。私は本屋が好きで立ち読みをしたり(迷惑ですね)ひたすら本を買い漁ったり楽しくすごしています。インターネットも本を読むように情報を得ることができるので、よく利用しています。が、匿名で活躍できるインターネットでは、すごく変な中傷をしている人々がいたりして、ホント怖いなーと思います。休日にはパソコンもケイタイもないところでのんびり文庫本でも読むくらいがすてきですね。ところで私の携帯電話はN館と自宅、ほぼけんがいです。一体それもどうかと思います。まぁ電磁波が好きな人はたくさんつきあえばいいし、したくない人はしない、ので良いと思います。でも、こんな気持の良い天気の下、恋人と芝生でのんびりねっころがったら気持ちいいですよね。
- 確かにパソコンや携帯は私達の生活をゆたかにするのに一役買っていると思います。通信技術が発達したことによって、人とのやりとりがスムーズに、必要な情報もぐっと探しやすくなりました。でもその一方では新たな犯罪も増えるなど人々の方がふりまわされているような気もします。大事なのはパソコンや携帯に利用されるのではなく、上手に利用することだと思います。
- 時間は有効に使えるようになったけど、心は豊かになっていない。豊かさは時間、空間、心のゆとりだと思っている私からは、時間と心のゆとりがなくなってさらにむずかしくなったように思う。
- 豊かかどうかはわからないが、便利にはなっている。(どうつきあうか)あまり深入りしない。
- 生活を豊かにするのは「便利なもの」ではなく、例えば絵やスポーツ、人間づきあい等の一見むだな物だと思う。便利なものは新しい「やること」を作るためにある。
- 私は一人暮らしを始めて、両親&兄には e-mail を、祖父母には手書きの手紙を送っています。
- 豊か…にはしていない気がしますね。確かに、瞬時の情報伝達は可能ですが、パソコンや携帯電話による眼精疲労や肩凝りなど、皮肉にも私達に疲れをもたらしているように思います。一つ便利なものを増やすとき、一つ(面倒な手段)不便さを敢えて受け入れようとする姿勢が大切だと思います。そうすれば、時代に流されて徒に便利さを求める子とがなくなると思うからです。
- 続・子供の視点:子供の視点をもつ→好奇心旺盛に、固定観念に縛られるな、恥ずかしがらずに夢をもって、でも謙遜を忘れずに。
- 何を豊と呼ぶのかが難しい問題ですが、一つ便利になるごとに何かを失っているような気もします。3を解き終わってから、Bだけを変形すれば良かったことを思いだし(気付き)ガックリときました。やけに計算がメンドくさいな、とか思いつつ30分ぐらい時間をかけたのに…とも思いましたが、計算練習だったと考えておきます。
- いろいろと問題があるのかもしれないけど、犯罪とか、やっぱり携帯は便利。ないと不便すぎます。なくても普通に過ごしていたときもあったけれど、それは、皆持っていなかったからだと思います。持っているのが普通になってしまった今、突然うばわれたらかなり苦しいかも。よく言われることだけど便利さにおぼれないように、常にケイタイをいじっているような人にはなりたくないです。メールで告白とかは、いやだな。
- 何にでも良い点、悪い点があるから使いかたによると思います。「豊かさ」っていうものがなかなか難しいのですが、何かが満たされると他のものが欠如したり、完璧に豊かにしているとは、いえないと感じます。
- 豊かという言葉のとらえかたにもよるかもしれませんが、実に便利にしてくれていると思います。でも、使わない人、使えない人への配慮も忘れないでほしい。
- 私達を豊かにしていると思う。便利になって空いた時間を色々なことに使える。例えば勉強できる。それは、生きることを豊かにしているのではないでしょうか。でも便利すぎて、ムダなことになっていることもあるかも知れないと思います。生きることを大切にしたらうまくつきあえそうな気がします。
- パソコンや携帯は便利だけど、相手がわからないから怖い。これ以上進化しなくても良い気がする。
- パソコンや携帯の普及のおかげで、すぐに連絡を取りたい場合に便利です。パソコンは手紙より時間はかからないし、待ち合わせに遅れる場合、携帯でおくれると伝えることもできます。しかし、特に携帯を使う場合にはマナーを守ることが大切です。
- 人間の探求心は無限です。
- 確かに量的には豊かにしてくれているのかもしれませんが、やはり細部、感覚的なことはアナログには勝てません。必要以上の物には、質の豊かさを求めてもよい時代かも知れません。レコードとか、僕はすきです。パソコンなどは、デジタルだからこそ必要なのであって、やはり、人間の感情的に限界があることを知るべきです。手紙とかは時間があれば手書きで…。
- HBのおかげでぼくらの生活は豊かになっているが、アントンにはとてもかなわないと思う。ぼくらはアントンとの関係を最優先にすべきだと思う。
- 生活は豊かになっている。ただしそれらに依存しすぎてしまっている。(少なくともこれを自覚しながらつき合って行く。)だからと言ってそれらを完全に手放すことは実際は難しい。
- 行動面は豊かにしますが精神面を貧弱にする気がします。自分で使用頻度等をコントロールすべきものだと思います。
- 確かに様々な便利な機器があふれているが、それらはある目的のために使用して初めて価値がある。情報の洪水に溺れたり、ただ楽をするのではなく、より良い自己実現のために機器を使って行く必要があると思う。
- 便利なのは、頭良く使えば便利ですが、日本人(先進国人)はみんなバカなので、道具に使われているにすぎず、豊かさからはほど遠くなっているのが現状。しかし、それに気付いていないのが、問題。
- 便利になったのは確かだが、便利になりすぎてそれに振り回されてしまっている。ない時代はそれで何ら不便はなかったはずだが、今携帯電話やパソコンが突然無くなったとしたら大混乱に陥ってしまいそう。便利さに依存しすぎて、それが無いとコミュニケーションをとれない人がたくさんいるから。「便利」=「必要不可欠」ではないことを知った方が良いと思う。
- フルに使う人もいれば、時間のムダになる人もいるので、使い方やとらえ方が重要だと思います。
- 時間がなくなります。とくに携帯。
- Computer はどうも苦手です。慎重さ、融通のきかなさが、あまり好きでないです。
- 豊かではあるが、その実は貧しい。
- 色々なモノのおかげで生活が複雑化していると思う。忙しくなったし。そもそも豊かな生活とは何でしょう。生活が豊かなことはいい事でしょうか。
- 私達のライフスタイルの多様化には貢献していると思うけれど、必ずしも豊かにしているとは限らないと思います。
- 節度を持ってつき合うと良いと思います。
- 便利なものに頼って何もかもをそれ任せにするのではなく自分で考える(する)ことも大切では?
- 大切なのは人間がそれらをつくり使っているということです。もっと大切なものはすべてが自然の恩恵を受けているということです。
- 豊かな生活は人によって違う。自分にとってはパソコンや携帯電話はあってもなくても良いと思う。
- パソコンや携帯電話は単に選択肢を増やしたに過ぎない。
- しかし、世の中真っ暗。
- 必ずしも豊かにしていると言えないが、なくては困る。
- 問題を即座に解決するためにはPCとか携帯はかかせないだろうが、人として生まれながらにもったバイオリズムには全くもって有害物質であると思う。手書き万歳!
- パソコン、携帯にしばられて、それがないと落ち着かないという状態は「いいつき合い方」ではないと思う。
- 人によるんでないの?
- 文明は生活を豊かにしているのか、というのは昔から問われてきた質問だと思いますが、答えがどうであれ、人類が望む限り便利なものは開発される一方だと思います。
- 便利だからとあまんじではいけない。
- パソコンは海外の人とコミュニケーションするために必要です。携帯もパソコンも依存しなければ、うまくつき合っていけると思います。
- 携帯電話などが普及したことにより物質的な豊かさは得られたと思うけれど、精神的な豊かさは得られてないと思います。いつでもメールで友達と会話していないと孤独だったりして、一人で考える時間、一人になる時間が持てなくなっているんじゃないかとも思います。自分を見つめることで得られる豊かさが失われつつある様に思うので、そういうことも大切にしたいですね。それと物質的豊かさが引きがねとなって起こっていることに、物を大事に扱う心っていうのおあるんじゃないかなと感じてます。
- パソコンや携帯電話はテクノロジーが生み出したものです。テクノロジーの定義は人の生活を便利にするための技術です。便利になると「手間」があったところに穴があきます。その穴をどうするかが、便利とのうまいつき合い方を左右するのではないでしょうか。
- 時々黒板に書く m と n の区別がつかなくなる事があるので、もう少しわかり易く書いてもらえるとうれしいです。
- もちろん豊かにしています。何故かって?世界中の情報が簡単に入手できるからでしゅう!その情報を世界の役に立つ様に使えばさらに生活を豊かにできると思います。
学生へのメッセージ
- 1970年ごろ、わたしの通っていた高校に電気計算機が入りました。大きなタイプライタぐらいの大きさで値段は35万円ぐらいと言っていました。そのころの大学卒業の人の初任給は(毎年飛躍的にあがっていたころでしたが)3万円弱でした。√2を計算するのに、5秒ぐらいかかったでしょうか。すごいので驚きました。それから大学でもコンピュータを授業でまなび、大型計算機をつかい、自分でもプログラム電卓から始まってそれなりにコンピュータをずっと使ってきました。1989年だったと思いますが、BITNET という電子メールのシステムが京都大学で使えると言うので、電話回線を使って、電子メールを使い、海外の研究者と連絡を取り合えるようになったときは感激しました。いまもコンピュータがなければ、このホームページも存在しないし、私の人生の時間のかなりの部分をコンピュータと向かい合って過ごしている事は事実です。携帯電話は実は、持っていません。我が家には、高校生の息子も二人いますが、だれも携帯電話を使っていません。次男の行っている高校の文化祭資料にその高校では生徒の92パーセントが携帯を持っているとか書いてありました。かなり普及していますね。
- この問いの答えはもちろん単純ではありません。でもたくさんの方が、かなり長いものも含めて書いて下さり感謝しています。考えて下さっただけでうれしいですし、私自身もみなさんの意見を打ち込みながらいろいろと考える事ができました。他の学生の考えを読む事ができるのも良いのではないか、私だけ独占するのはもったいないということもこのホームページを始めた理由の一つです。
- 私が考える一つの問題点は「人間の選択力の限界」の問題です。便利なことは事実であっても、それ以外の選択肢をそれを使い始める前にならべて検討する事は人間にはどだい無理なのではないかと言う事です。結局「自由市場」の動向のままに、目の前のものを選択する事が多くなるということです。それには宣伝技術もあり、売るためには最高の技術と人間の英知を駆使するということもあります。たとえば、娘が「だれかにおそわれそうなとき、携帯があればそれだけで安全でしょ。お父さんは私が大切じゃないの」などと言われたら、「NO」というのはむずかしいものです。私の友人が温泉でホテルをしていますが、景気を聞いたら、今はどこもさっぱり、とくにスキー客は激減しているとのことでした。原因を聞くと「競争相手は NTT DOCOMO」と言っていました。学生が、携帯にお金と人づきあいの方法を持って行かれてしまい、みなでわいわいと夜行バスに揺られてスキーに来て、大部屋でたのしむということがなくなったというのです。出版業の人も同じ事を言っていました。とくに文庫本のようなものをじっくり読む学生がほとんどいなくなったというのです。数学の先生たちも、何時間も一つの問題に集中して考えるような学生はいなくなった。ちょっと考えるとすぐピコピコやり始めるというのです。賢くつかうと言っても、まず選ぶ段階で、他の選択肢をすべて自分の前にあげることは人間には無理なので、賢く選ぶ事はできないということではないでしょうか。人間の限界を知る事は大事だと思っています。わたしは、高校生時代、共産主義が一番よいと思っていました。しかし、その前提もそのときに考えていました。「人が善良なら」でも、実際には、その前提に問題があり、共産主義は結局、独裁、または寡頭政治となり、腐敗しやすいということではないかと思っています。このことは、べつに現代共産主義だけにみられることだけではなく、修道院がどれもすばらしい動機でたてられても、勤勉に働く事によって資本が蓄えられ腐敗して行くということにも見られる共通のものでは無いかと思います。人間の能力をこえていることをまず認める事は大切なのではないでしょうか。
- さてそうするとどうしたら良いでしょうか。わたしは、何かを買う時に、「自分はこれがないと、幸せではないだろうか。自分はこれがあると本当に幸せだろうか。」と問う事にしています。するとその時には決断ができず、結局買わない事がほとんど。でも、家族もいますから、決断は簡単ではありません。それでも最近、結婚以来20年、ずっと乗っていた車を止めました。実際には18年間走った車がぼろぼろになったからですが。これには、他にも理由があり、アメリカで一年生活し、隣のブロック(20〜30メートル先)にいくにも車にのりブクブクふとっている人達を見てなにかおかしいとおもったことも、大きく影響しています。それと、引越して来た時からついていたエアコンも壊れたのですが、しばらくは買わない事にし、濡れタオルを首に巻いたり、あとは、大学の研究室にこどもたちもつれて来て勉強させる事にしました。理学館は夏も冷房が効いているので。とは言っても、この決断は難しいですね。しかしながら、難しいと知っている事自体は大切だと思っています。
- 皆さんの答えにも賢く使うべきだとありました。かなりの皆さんがいろいろと考えながら賢く使っているのではないかと思います。しかし、一つ一つはある程度賢く使える人がいたとしても、これほど便利なものが氾濫している世の中、本当に人間は賢く使えるのでしょうか。わたしは、あほだとしても、教育などによって上手に使えるようになるのでしょうか。わたしの疑問はそこにあります。人間の能力を超えているのではないか、と。いろいろと便利なものは必要が生み出して来たと言われています。過去にはそうだったと思います。そして、いまでもそういうものはいくつもあるでしょう。でも、一般的に今の状況をみるとそれは過ぎてしまっていると懸念します。人間の欲望、弱さのゆえに氾濫してしまっているのではないかと。統制経済ではなく、自由経済の中でだれも止めることができなくなっている。じつは、今、理学科4年次総合セミナー(Sinior Integrating Seminar)を担当していますが、エネルギーについて勉強しています。ヨハネスブルグの環境サミットでは、Sustainable Developement が議論されたわけですが、発展途上国などの development は良いとして、われわれもまだ、developement が必要なのでしょうか。これから、1000年(もっと長くてもよいですが)ずっとある状態を維持できる事を真剣に考えるべきではないでしょうか。人間の分を超えた、人間が判断することがどだい無理な状況にこれ以上入って行くのは問題ではないでしょうか。わたしは、あまりヨーロッパの事を知りませんが、ヨーロッパではそういうことを真剣に考えているのではないかと思います。
- わたしには、エネルギーなどという高級な事はよくわからないので、自分の家のお金の事で考える事にしています。もともとかなりのドケチですので、ずっと家計簿をつけています。一番、注意するのは、今まで無かった出費が生じそうな時です。ある時、コンピュータもそうでしたし、今考えるのは、ADSL を契約するか、携帯電話を使うかと言ったような事です。なくて生活できる事は、なくても喜んでいられるなら、ないほうが良い、ということをいつも考えています。人間ですから、喜びがないと生き生き生きて行けませんから。そう考えると、携帯電話はしばらく使わないのではないかと思います。だいたい、公衆電話で10円でかけられるものが、20円も30円もするというのはどうもなっとくが行かない。公衆電話なら面倒だからやめることもあるわけです。やめられることならしなくてもよいのでは、とかんがえてしまいます。ほかに大切な事は、たくさんあるのですから。実は、我が家に携帯電話が一台あります。長男が持っています。契約はしていないので、使えないのですが、友達が古いのはいらないからともらったらしいのです。かれは、それに、チャクメロ機能でたくさんの音楽をいれてあそんでいます。Midi file をつくるのも好きなので。あとは、目覚しに使っています。長男はいまのところ、お金がもったえないから、携帯はいらないと言っていますが、どうなりますか。だいたい、こんな高機能の(たくさんうれなければ非常に高価な)ものがゴミになっているのは、なにかおかしいと思いませんか。携帯が普及している裏には便利だからということ以上の複雑な背景があることを証言している物的証拠だと思っています。
- さて、コンピュータはどうでしょうか。私のアメリカ人の友人と20年ぶりでこの夏に会いました。かれは、お医者さんですが、私よりほんの少しわかく、あと4年で50歳。50歳になったら、病院を止めて、田舎で魚釣りをしながら奥さんと生活をする。無料で巡回ホスピス医療をしたいと思っていると話していました。息子がふたりいますが、4年後には次男も高校を卒業します。大学は、自分で奨学金などをもらって勉強するのは、アメリカでは一般的です。実際、長男は今年秋から大学に入りましたが、奨学金と、借金と、アルバイトで、修士まで学ぶ計画を立てています(勉強したい事は水に関する環境科学、3年までキリスト教系のリベラルアーツで、そのあと2年大きな大学(Duke)で修士、そういうプログラムだそうです)。わたしの友人夫婦に50歳で仕事をやめてしまって、経済的にやって行けるのかと聞くと、医者として、たくさんのお金をもらったが、奥さんもお金を使わない人でシンプルライフをしていたらお金が余った。贅沢をしなければ、魚を釣って暮らして行ける、だから巡回ホスピスは是非無料でする。(地域と協力してすると、こういうことは、他の医者との間でも問題にならないと言っていました。)では、何が必要かと聞くと、かれは、釣りざおと、コンピュータと、インターネット高速回線と言っていました。彼にしても、最低限のものとして、コンピュータと高速回線がいるわけです。わたしは、どうでしょうか。コンピュータがなくても生活する自由をもち、そのなかで、上手に使って行けるでしょうか。正直不安です。でも、みなさんが書いて下さった事を参考にして、アホはアホなりに考えて、「賢く」使って行きたいと思っています。
- 今回はちょっと長く書いてしまいました。意見があればまた、書いて下さい。hsuzuki@icu.ac.jp 宛メールでくださっても結構です。掲載不可と書いてなければ、私の判断でホームページに載せるかも知れませんが。
MIDTERM : (a) 結婚について、家庭について、子供について。
(b) ここまでのこの授業について。
- まだそういうことについて考えられる段階に達していません。((a),(b) ともに)
- 結婚…はやくしたいなぁ。以前は早く自立したいという気などもともと依存心の強い私には殆んどなかったのですが、今の恋人とは早く結婚したいものだと思い始めてからはさっさと親から独立できるように今たくさん勉強して力をつけて仕事ができるようになりたいと思うようになりました。彼は何事にも全力で向かう強い人で、私は非常に尊敬しているのですが、そのような人と一緒に過ごしていると、私も常に自分に誇りを持って彼にも認められる存在でいられるような生き方をしていたいということを、強く思うようになってきました。とても感謝しているし、大切にしたいと思います。鈴木先生にはお子さんが5人もいらっしゃるとお聞きしました。大変そうだけどとてもにぎやかで楽しそうですね。いいなぁ。私もはやく家庭を持てるようになりたいです。
- 楽しそうに授業をなさるところがとても好きです。
- (a)「大人になれば結婚したくなるわよ」と言われましたが…まだなりません。
(b)「丁寧!!」と毎回びっくりしています。
- (a) 自分がこういう事を考え始める年齢になった事がビックリです。月並かもしれないけど、気の合う人と結婚して、ごく普通だけど幸せな家庭をもてたら一番いいです。
(b) 証明問題を解くコツって何ですか?
- (a) 結婚は、気のおけない友達とするべきかなと思うときがあります。私には愛や恋や友情といった感情の区別がよく分かりません。子供の事やその他、既婚者の苦労をすこしでも軽くできるようつとめたいです。結婚する時は、最高の気分でその瞬間を迎えたいです。つれづれ。
- (a) 結婚:相手がいれば。家庭:大きな問題がなければいい。子供:人並以上を期待。
(b) 特に不満はない。
- (a) 結婚は絶対にしたい!! うちが理想の家庭です。
(b) No problem!
- (a) 結婚して家庭を持ち、且つ子育てもするというのは、大きな責任を背負う事になりますが、その分必ず初めて得られるものも大きいと思うし、何よりも人生に新しい刺激がもたらされるでしょうから憧れています。(まだまだ当分実践できる自信はありませんが…)
(b) 月曜日の演習は日数が少ないですが、授業が非常に分かり易いので、自分で教科書などの問題を解いていても殆んど不安はありません。高校で既習の行列から、更に発展していくので楽しいです。
- (a) 結婚しません!!
(b) かなりわかりやすいです。演習との足並みをもう少しそろえてほしい。
- (b) 個人的には文句なしの授業です。
- (a) 結婚はしたいです。年をとって1人というのはさみしすぎる。
- (b) 親切な説明とホームページのおかげで助かっています。あとは自分自身で色々解いてみないといけないな、と感じているこのごろです。
- ながながと書くと先生もうつのが大変でしょうから書きませんといって書くことがないことをごまかしたりするとながくなってしまいました。
- (a) 電車にのっていたら近くにいたお母さんと子供さん2組の話しがきこえてきました。お母さん達は、子どもを寝かしつけるはなし、子どもの健康の話、など話しあっていました。私も将来子供の命を守るのかなぁ、と思いながら、ちっとも想像できなくて、わくわくしました。子供の相手はどんな風にしたいな、など、早すぎる事を、色々思いめぐらしました。先生はお子さんの相手でどんな遊びをするのですか。
- 結婚・家庭:興味ナシ。子供:嫌。
- (a) 結婚はする相手があればすればいいしいなければ無理にしない方がよいと思います。家庭について…家事とかは絶対に夫と妻で分担すべきです! 子供について…とても難しい質問ですね。子供を産むことによって女性が犠牲になるのが嫌ですね。でも…きっと親にっとっては大切な宝物でしょう。
(b) 今までの授業について…とてもわかりやすくよいです。
- (a),(b) まだまだ通過点なので、なんとも。
- (a) 結婚は、自分の理想の人が見つかり、その人と幸せを分かちあいたいと思えばします。結婚しなくても、子供を育てる事は必要な事です。人が一世代のうちに出来ることなど限界があります。世界の孤児を一人でも救えるなら子供として育てます。子供にはまた、世界の生き物、そして地球自身のことを、よく考えられる子供に育てたいです。
(b) とてもよい。
- (a) 結婚は神聖なもので簡単にしてはいけない。後になって離婚しないように、最初によく見極めなければいけない。生涯、特定の一人と一つになって生きるのが結婚。子供はその一つが自らを犠牲にしてでも愛すべき最も重要なもの。家庭は家族が互いに愛を持って集う状態。そう思う私には今どれくらい家庭があるのか疑問。一般的な家庭のイメージとは違うが、私には修道院も家庭の一つだと思う。いずれの家庭でも維持するのには、やはり愛が必要。
(b) 先生はどうしてそんなに姿勢が良いのですか。
- (a) 結婚しちゃうと人は変わっちゃうんでしょうか?子供は大好きです。
(b) 授業はわかりやすいです。
- (a) 結婚:まだ遠い出来事。家庭:大切な存在。子供:かわいい。
- (a) 上手くいくかは運と努力と各自の才能次第だと思います。
(b) ファイナル迄には、自で演習します。
- (a) 結婚 ー したい(相手がいれば)。子供 ー めんどくさい(今は)。家庭 ーほしい(相手がいれば)。
- (a) 結婚は、女房子供をしっかり養っていける経済力を自分が持ち得た時初めて考えると思う。小・中学校の同期生などで既に子供のいる人も何人かいるが、果たしてかれらは大丈夫なのだろうか。いくら幸せだと思おうとしても、最低限の経済力が無ければ幸せな結婚生活を送ることは難しく、かえって不幸な結末になってしまうのでは、と心配になってしまう。自分は兄弟が多く、長男でもあるので、子供は少なくても一人は男で、全部で3人ぐらい持てたら良い。家事は好きな方であり、結婚しても家の事は結構やると思う。いずれにしても、あまり若いうちに結婚はしたくないが、30前後までにはしたいと思う。
(b) 理論をもっとやって欲しいです。
- (a) 大学院生になって学生結婚をしたい。
(b) Quiz が授業の復習になっているのでとても役立っていると思います。数学用語が英語だと新鮮に感じるので、これからも続けて下さい。
- (a) 仕事・家庭・子供を持つ。女性が仕事を持つことによって、男性も自由に Challenge し、責任をとれると思う。”だんらん”も両立するのが目標。
(b) 授業の最後に、今日の授業の目的と summary をもう一回言っていただくと、分かりやすい。
- 結婚・家庭:幸せならなんでもいい。子供:かわいい。
- 結婚。わかいうちはまだ遊びたい盛りなので結婚は考えられない。
最近やっと基本変形のコツがつかめました。
- (a) 少子化問題が叫ばれていますが、人口問題の観点からすればもう人口増加をもてはやしてばかりではやっていけないと思います。大学側からすれば1人当りの負担額増加等問題もあると思いますが。
(b) 演習が授業より進んでいますが、それをのぞくと、どちらもわかりやすい授業で助かります。
- (a) まだまだ親に甘えていて半人前すぎでそういうことは全く考えられません。
(b) なかなか楽しいです。
- (a) 実感がない。まだ先の遠い話だと感じる。
(b)「数学は結局自分でやるもんだ。」感が出ててよい授業。実際的計算法だから仕方がないが、もっと定義に拘泥してよいと思う。
- (a) 結婚は打算的にすべきだと思います。家庭はあまり暖かくない方がいいと思います。子供はいりません。
(b) つらいです。
- 子供は欲しいが結婚はしたくない。これは許されるのか!?
- 僕たちは今、結婚と家庭と子供とがひとつながりにならない時代に生きているんですね。
- (a) 結婚したーい。子供大好き。親バカになると思う(笑)。
- (a) 高校生や中学生の時、私は23くらいで結婚して家庭を持ちたいと思っていた。今考えてみると、それは、早いなぁ、と思う。大学生になって、これをやってみたいあれをやってみたい、と思うようになり、もし23くらいで家庭を持ってしまったら、そんな自分の夢をあきらめてしまわなければならないからだ。家庭を持つ事は、私の夢の1つだけど、自分の人生に満足するというか、自分1人の夢に対して力をつくしてから、この夢はかなえたい。としたら私はバン婚かなぁ…。あと絶対専業主婦にはなりたくない。と思う。
- Linear は頭がつかれてへにょへにょだと、とけないということがよくわかりました…。
(a) けっこんはしたくないやー、とのんきに思っていましたが、やっぱ1人ではいきていけない、いつかあったかい家庭をもちたいです。ただ、こどもをうみたいと思った事はありません。もしも子どもができたら(実子でも養子でも)おおらかに大ーきい子に育てたいです。イヤなこともすてきなこともどんどん経験してほしいナーと思います。犬をかいたいです。犬、ネコ、カメのいる家。(本当は、あと文鳥と魚をおきたいのですが、この人(=ネコ)と共存できそうにない。)私:山あり谷ありの人生をこの先送りそうですが、まぁ色々あって楽しいだろうと思います。だから(?)関係ないけど着付けと介護ができるようになりたい。また、結婚ということについて、入籍という形には、とくにこだわりません。
(b) すごくすばらしいと思います。とくに HP。とってもやくに立ちました。宿題の Re-do をやってみて、提出しようと思ったのですが、ちゃんと HP に答えと解説がのってて、びっくり。でも、今度先生のところに、わからないとこがあるのでもってきます。
- (a) 結婚したいです。でもだきょうをしたくないので、多分できないと思います。
(b) 例をていねいにやるのでとても分かりやすいです。
- (a)「人生なるようになる」と考える私にとっては考えられない問題です。パス。
(b) 難度はちょうど良い。毎回テーマが明確で、興味をそそられる内容。行列は表現形式になれればもっと楽に計算できると思う。そのためには積極的に計算練習をすべきなのだろうが…時間が…。
- 結婚:具体的な例を見せられ、憧れは持つが、自分としてはまだ社会的に存在するものとしてしか見なせない。子供:ほしい。家庭:いいですね。
- 結婚とは人生の墓場である。
- (a) 成るように成る。
(b) …は は(苦笑)。
- (a) 結婚:周囲の観念において一つであると見なされるようになること。家庭:そこにいる人間達が一つであると直に感じる場。子供:一つになったことを表す。目に見える証明体。
(b) 授業のすぐ後に演習があればいいと思います。
- (b) まわりの人達がみんな Linear はわかるといっているので、自分の grade がかなり心配です。
- なんかもう少しでわかりそうだけど、わからない問題だった。ファイナル頑張ります。
- 突然ですが、私は、恋愛と結婚は違うのだと最近思いました。恋愛にはいわゆるときめきがあり、結婚には、安定した関係があるようです。私もときめいてみたいですョ…。
- (a) 子供のためにもまともな人と結婚したいです。
(b) プリント (Quiz) は次の日提出であわただしいけれど適量なので良いです。
- (a) 理想という asymptote に限りなく近づきたいです。
(b) 日本式の授業は基本的に嫌いです。鈴木先生のは良い方ですけど。
- (a) 結婚はしたいけど、あきっぽい性格なのでずっと一人の人といられるのかなぁとよく考えます。でも子供はすごく欲しい。自分が家庭を持つなら、仲が良くて笑いのたえない家庭がいい。
(b) とてもむずかしくて、あくせくしています。数字を見るのが嫌になりそうです。
学生へのメッセージ
- たくさんのそして多様なメッセージどうもありがとう。このあと私の考えていることを書くわけですが、もちろん何が正しいということはないと思います。個人個人の考えを大切にし、かつ、他の人の考え方、生き方も敬意をもちつつ聞くことができるといいですね。
- 結婚については、わたしのホームページの他の授業のメッセージ欄にも色々書いているので、そちらも読んでいただければ幸いです。私は、結婚してもう少しで20年になりますが、結婚も家庭も子供も、わがやに関する限り簡単ではありません。とても感謝し、これがおそらく幸せなんだろうとは思いますが、問題だらけ。結婚もかろうじてもっているといったところかな。でもそれだから余計たいせつにしたいと思っていますが。他の場所にも書きましたが、「結婚とは神様が二人を一心同体と宣言して下さるところからスタートする」と聖書にはあります。一心同体となることは人間には不可能、神業、奇跡です。神様に望みをおかなければ、わがやはやって行けないと思っています。そして、私が仕事をするとき、家庭の存在ははかりしれない大きさです。もし、それがなかったら、私が大学教員として生きる生き方も大きく変わっているような気がします。
- こどもはやはり特別です。個人的なレベルでは、自分とつながっていることです。良い面も、悪い面も。個人差を表す遺伝子の約半分は受け継いでいるわけですから。教育の世界にいると、後天的なものが大きいと言う方が多いですが、わたしは、先天的なものの大きさをしっかりと見つめないのは、間違っていると思っています。ともかく、目立つのは悪い面。自分の悪い面はなかなか見えないものですが、こどもを通して、見せられると、よくわかりますね。そんな欠点だらけのこどもたちを愛すること、それが自分を愛することでもあると思っています。愛の基本はまず自分を愛することですから。家族もその意味で同じですね。たくさんのものを共有しているのですから。でも、遺伝子の話ですると、民族や人種によって異なる遺伝子よりも、通常の個人差に現れる遺伝子の違いの方がずっと大きいとか。こういうことは政治的にも使われますから、もうすこし、科学の進展を見極めるべきでしょうが。ほとんどのものを共有している人間どうし、愛し合えたら良いですね。その範囲が、人間で止まっていいのかは疑問ですが、パンを焼く時に何百万ものイーストを殺してしまった等と言うのは、どうもおかしな気がするし。
- 大きな意味では、こどもは、夢とつながっていると思います。「夢の数ほど人は子供を欲しいものだ」と言った人がいますが、こどもはやはり私の夢です。Martin Luther King Jr. が Washington D.C. の Lincoln Memorial で有名な "I have a dream" 演説をしたことはご存知のかたも多いと思います。それはこう続きます。"I have a dream that my four little children will one day live in a nation where ......" 公民権運動家の牧師であるキング氏は、投獄され、家に爆弾を投げ込まれ、自分でももう止めようと何度も思った苦悩の中で希望を失わず生きた人ですが、夢を持っていた。それは、この言葉からもわかるように、自分の世代では完成されるようなものではないと思っていたわけです。こどもの世代では、実は、こどもの時代でも無理かも知れないけれど、と夢をかたりかけ、その夢とともに、苦しさを乗り切って行く。こどもだけでなく、自分の次の世代、たとえばそれはわたしにとってみなさんですが、次の世代に託しつつ、希望に生きる。そのおおもとが、子供にあると思います。親の世代から受け継いだものの中で生活し、次の世代に夢を託す。有限な自分の一生に縛られないものそれが、夢であり、希望であり、それを託すものが私にとってはみなさんであり、次の世代ではないでしょうか。特別研究期間の一年間を家族とアメリカで過ごし、家族と一緒にたくさんの時間を過ごしました。そして、今もなるべく一緒にすごそうと思っています。一緒に ICU の外周道路を走ったり、卓球をしたり、野川を散歩したり、勉強をみたり、本を読んだり、一緒に病気の人のお見舞をしたり。すべて未来につながっていることのような気がして、私には無限の価値のある時間です。ちょっとカッコつけすぎかもしれませんが、それは、みなさんと過ごす時間についても全く同じだと思っています。
- 授業は難しいです。でも、みなさんからのコメント、そして、Quiz などでのやりとりからたくさんのものをいただいて、成長が非常に遅いこのわたしも、なにか成長できる気がして明るい気分になります。秋学期もあと半分、一緒に線形代数を楽しみましょう。
QUIZ5 : ノーベル賞など最近のできごとから。その他、何でもどうぞ。
- ノーベル賞を貰える程の研究も、一般の人々はその内容をほとんど知らない。もう少し科学が身近にならないものかと、思いました。
- 今回は(提出するのを)忘れました。フィールズ賞取るぞー。(アホ)
- 日本人もノーベル賞とってすごいですね! 二人とも「とって当然」というような威張ったところがないのが非常に好感をもてます。あと二人に共通しているのは「独創的」なことですね。型にはまってしまうのはダメですね。私もぜひ見習わねば…。今回のことで理科離れに歯止めがかかってほしいな。
- 大学の研究室にこもっているひとだけでなく、民間の企業から受賞者が出たことがすばらしいと思いました。そういえばノーベル賞にはなぜ数学の分野がないのでしょうか?
- 京大出身者ばかり受賞していたなかで、とうとう東大出身者が、と思ったら成績は悪かったそうなので、やはり東大には何か欠陥があると思う。
- ああゆう好きなものを地道にこつこつやっているひと(タンパク質でとった人)がノーベル賞をとれることはすごくいいことだと思います。化学史をよんでいたら、「銅や銀を金にかえる、れん金術師の努力は徒労であった」とひとことあったのがわすれられません。そのれん金術師は、「きっと金にできるんだ」と思いながらみんな死んでったんだなぁと思うと、うーん、ことばにできないけど、ものすごいまちがいにみえるかもしれない。ううむ。と思うと勉強は面白いですねぇ。
- 拉致問題。複雑すぎるし、まわりはさわぎすぎ。もっと大切なことがあるはず。
- 最近気になることは、北朝鮮に拉致された人が帰ってきたことです。朝鮮側に口止めされて、何か言えないことがあるようですが、私だったら絶対言っちゃう気がします。
- 正直申しまして、mid の出来にはがっかりしました。かなり頑張って自信もあったのに、計算間違いと説明不足(?)でー6点は大きいですね。直前に方法を尋ねてきた友達の方がずっといい点なんて、不条理だとおもいました…最近(公[世間]私ともに)いやなことが多いです。今回は特に、大きく落ち込みました。最近のニュースで不条理と言えば、やはり北朝鮮でしょう(ノーベル賞の田中さんの謙虚な性格に感服したことも吹き飛ばすほどおおきいものです)。被害者の方々の長い長い煩悶と忍耐を思うと感服せずにはいられないですが、やはり真実を語れる状況にはないことを実感し、成人してから強いられた人格(心理?)形成(という言葉は不適当だとは思いますが)は、そう安易には元に戻すことができないのではないかと不安でなりません…かなり利己的な想像ですみません。彼らに全く責はないのに…ともどかしさばかり募ります。
- 今回のノーベル賞を受賞した田中さん(だったかな?)を見てノーベル賞がとても身近に感じられた。
- 随分前にTVや新聞を見るのをやめましたが、そうするといかに人が気づかないうちに時事情報を自然に会話に取り入れて、なおかつ相手もそれを知ってるだろうと思い込んで会話しているかがわかります。
- 桑田が見事防御率トップをとりました。すばらしい。でもファイマン賞は豊田より小林(雅)だと思う。
- 何故ノーベル賞には数学賞がないんですか。
- 3の問題は、変にヒントを与えてくれなかった方がやりやすかった。ノーベル賞は、人をダメにする、とか思った。
- かなり前に、McSci でスーパーカミオカンデのモデルみたいのを見て来ましたが、巨大でもとても美しいものでした。とても複雑な自然現象を限りある人間の能力で捉えようとしたとき、人は単純化という作業をしますが(エネルギーなどを式になおすのも同じ?)、時としてそれは美しく、芸術性にあふれるものだと思います。
- 日本企業は技術力が強みだとよく言う。その技術力は、企業の研究所に勤めている「サラリーマン研究者」によって支えられているのだから、今回のように、ある企業の一社員が受賞できたのは、日本企業の技術力の高さの一つの表れだと思った。
- ノーベル賞は博士号を持った人しかとれないものだと思っていた。
- 人として他の方が喜ばれているのは、嬉しいことです。
- 前回のコメントについて。確かに経済力のことしか書かなかったが、それが結婚生活に際して唯一最も大切なものであるなどとは、一言も書いていないし、そんな考えも持っていません。ただ、経済力も結婚生活を左右する一要素となり得るだろうということを意図したまでです。お互いの相互理解とか、将来設計とか、価値観の相違を超えたりかいとか、専業主婦の是非…といった問題の方がはるかに難しく、また重要なことであることはわかっているつもりです。誤解を与えかねない書き方をした自分に責任はあると思いますが、経済力のことしか考えていないと解釈されてしまったとしたら非常に不本意で残念だ緒t思います。また、学生も昔よりは恵まれているのは疑い無いとしても、学生で結婚してやっていくことは、非常に難しいと思います。
化学で受賞された田中さんの記者会見を見て、自分はあのような大企業には入りたくないと思った(尤も入ろうとしても自分は無理だろうが)。しかし、ノーベル賞が研究者の経歴などではなく、真にその研究内容を本位として選考されていることを知ったと言う側面もある。日本のマスコミは、すぐに「この研究はどんな風に役立つのか?ということを聞きたがるが、愚かしいことこの上ないと思う。今回も記者会見などで判で押したようにその種の質問がされていたが、その辺にも、日本の科学、あるいは学問に対する認識の仕方が如実に反映されていたような気がする。そんな中で、3年続けて日本人ノーベル賞受賞者が出たことは、奇跡とも言えるが、これを機に、日本人の科学に対する見方が少しでも変わってくれたらなぁと思う。
行列を展開して書き出してみると、l(ρ) の現れ方とか sgn(ρ) の並び方にやはり或る種の規則性があることがわかって面白かったです(もっとも展開自体にミスが無いとも限りませんが)。
- ノーベル化学賞の田中さんはサラリーマンだったのは驚いた。東北大出身で、大学院にも行っていないとは、学歴は関係なく本当に実践のみが判断されるわけで、目が覚める思いがした。いつのまにか、T大や K大が N0.1 でそこに行きさえすれば何か有利ではないかと思うようになっていたかもしれない。
- 前回、男性も自由に challenge できるように、女性として私も仕事をもちたいと書いたのですが、それはどういう意味か注釈します。世帯持ちとなったとき、男性だけが家族の家計を支える責任を持つ世の中の場合、家族のために夢を追えなくなるとか、失敗の危険のある仕事を引き受けられないとかいうなんとなく不公平な事態が起こると私は思います。だから、私が家庭を持つなら、夫となる人も私も、仕事と家事両方を思いっきりできるようにしたいと思ったのです。ーーーうまく言えませんでした…。Did I make sense?
ところで、今、数学は何を目的に勉強すればよいのでしょうか?あまり楽しむまでに至っていません。理由のひとつは怠慢だと思いますが。
- ノーベル賞、NS生にとっては明るい話題だと思います。特に田中耕一氏のように、ICU の NS からも企業で研究する人間が多く出ると思いますが、有名な学者じゃなくても立派な功績を残せるんだ、と思った人も多いのでは。
- ICU の学生であり、寮生でもある私には、ニュースソースも情報を仕入れる時間も所有を許可されておりません。
- ノーベル賞をとった時のために、ダンスをやりはじめました。
- ノーベル賞について:「決める」という行為は人間が行なうものであり、それ以上のものではありません。その点において、のーベル賞も美術の成績と変わりはないのです。
朝鮮民主主義人民共和国との出来事について:幸福は不幸から埋まれますね。感動も不幸から。そして人間から生まれます。
- ノーベル賞の賞金は意外と少ないことに気づいた。
- 「日本一有名なサラリーマン」…良い響きです。これからは、権威とは離れたと頃でも、優れたものがうまれる、ということを見せつけられましたね。
- たてつづけでビックリ。
- もやしは冷蔵庫に超超期間保存しておくと液化してしまった。
- とれるならとっておきたい。
- 最近世間の動きについて行っていないことを感じます。
- これをといている時、友達二人と各自でといていましたが、他の二人の理解度がとてもよくて、うらやましかったかぎりです。私もノーベル賞ほしい。
- 私は数学の成績は話にならない程悪いけど、数学は好きです。”きれいだなぁ”とよく思います。そう気付いたのは高3の時、尊敬できる先生に会ってからです。その先生はどんな難しい問題も、基本の定義(理?)に翻訳する力を少しだけわけてくれた気がします。今またその力を取り戻せるように頑張りたいです。
- 日本人もなかなか凄いですねぇ。
- 最近は北朝鮮の事件が気になります。本当は何があったんだろうか。
- 福留孝介の首位打者取りを見て、日本のプロ野球に失望した。あのやり方は、スポーツマンシップから大きくずれていると思う。故テッド・ウィリアムズ氏の4割の打率を取った時の正向法なやりかたを見習って、心を入れかえてほしいと思う。
学生へのメッセージ
- 今回もメッセージをありがとう。前回からのつづきというのも嬉しいですね。わたしも一人一人に、メッセージを書いていますが、みなさんが書く部分も心にうかんだ一部、そしてわたしもそれに何かしら応答して行くわけです。でも、何回もボールを投げ返して行く中で、すこしずつお互いに対する理解がうまれていけばすばらしいと思います。テストの採点もどうすればよいか迷うこともあります。それも、メッセージのやりとりだと思っています。目的は点数ではなく、理解を深めてもらうことですから。わたしは、一回限りの会話のときは多少注意しますが、なるべく誤解をおそれず、いつもつっこんで命(それぞれがとても大切にしていること)に関する話をしたいと思っています。メッセージのやりとりも。これからもさまざまなやりとりの中で、お互いがお互いから学んで行ければと思います。息子の漢文の勉強を見ていたら「他山の石」で自分を研ぐといったことが出て来ました。世代も、住む世界も、色々な面で違うみなさんとこのようなやりとりができることをとても幸せに思っています。
- ノーベル賞については、日本人受賞者二人と、ノーベル平和賞の James Earl Carter 氏が印象に残りました。日本人の受賞者については、皆さんもいろいろと書いて下さいました。Carter 氏はあまり知らないかたがおおいかも知れませんね。アメリカでもっとも人気がないといってもよい元大統領の一人ですが、私はずっと注目していました。私が、博士課程でアメリカに留学していたのは1977年6月から1980年8月ですが、Carter 氏が大統領だったのは、1977年1月から1981年1月。教育、環境、エネルギーの節約、人権外交を柱にしていましたが、アメリカでは人気がなく、最後は、アフガンに侵攻したソ連に抗議して、モスクワオリンピックをボイコット、イランの元王シャーの治療のための入国を許したため、イランのアメリカ大使館を学生たちに占拠され、その救出作戦も失敗。さんざんな大統領と言われたわけです。人権外交、そのあとのカーターセンターについては、よく知られていると思うので書きませんが、Carter より、レーガンや、ブッシュを好むアメリカの問題をいつも考えています。移民を受け入れるオープンな国アメリカ。そして、どうしても他を受け入れることのできないアメリカを知る一つの鍵だと思っています。Carter と Bush はともにキリスト教保守派の出身で非常に熱心なクリスチャン、かつ、全く思想が違うことも興味があります。
- ノーベル賞自体はある一かたまりの人達があたえようとする権威の一つではないでしょうか。素晴らしさとともに、その背後にメッセージがあり、政治的な背景も色濃くあります。それは、べつに平和賞に限ったことではありません。それぞれのノーベル賞ごとにあるテーマが見えるようにして、決めるわけですから。日本の首相経験者でもノーベル平和賞を取った人がいることを知っていますか。賭博のボスや、新興宗教のドンを平和賞に毎年推薦していた(る)グループもいるそうです。
- 日本の大学も企業も研究体制は一般的には問題だらけだと思います。でも、少しずつ良くなっていると思いたいですね。一企業でその研究開発費が日本全体の科学研究費の総額より多いと自負しているところもあります。そこからは、ノーベル賞は出ていませんが。どのような環境にあっても、科学者であれば、真摯に真実と向かい合いたいですね。自然科学はウソがつけない学問です。ウソは必ずあとでハゲますから。
- ノーベル賞の数学部門がないことについて、わたしは良く知りませんが、普通言われているのは、ノーベルには、嫌いな数学者がいて、遺言で数学者には絶対に、賞をやるなと言ったとか。数学にはフィールズメダルというものがあります。こちらは、4年に一度、かつ、40歳を過ぎた人にはあげないことに決まっています。権威を最初から排除する為と言われています。
- たくさんの方々が拉致もんだいについてかいてくださいました。「永住帰国」についての議論が、本人の意思とはまったくちがうところでそれも、一人一人状況が違うにも関わらず画一的に、進められて行くのには心が痛みます。日本の社会が、家族や親戚の意見を大切にするのなら、北朝鮮はなおさらそういう社会なのではないでしょうか。拉致された方々の家族にとっては、実際に拉致された方達との関係においては、空白の四半世紀であっても、拉致された方々が必死に生きて来られた同じ期間は、空白とは似ても似つかない、とても濃い時だったはずですから。この時間の経過を短い期間で解決することを考えると、非常に胸が痛みます。北朝鮮を悪魔の国のように見るのは間違っていると思います。すくなくとも、そこに住む人は、おそらく私達以上に家族を大切にし、助け合って生きて行こうとしているでしょうから。国としては、北朝鮮はどうしても変わって行かなければいけないでしょう。このような国家犯罪を二度と起こさないように。「民主主義」と言う言葉は、わたしは注意して使いたいと思っていますが、ともかくも、国名に「民主主義」を掲げた本当に数少ない国が、その「人民」が助け合いながら、一人一人の命を大切にした国へと変わって行ってほしいと心から願っています。そして、わが国も。
QUIZ6 : 最近感激した本・映画・芸術・人・言葉など。解説も加えて下さい。
- 「話題は口にする前にシュミレーション」友人の言葉。とにかく感心した、感激と言うより感心した一言でした。
- 感激したことば:これはたくさん心の中にしまっておいてあってつらいときたまに思い出すんですが、今は思い出しません。最近読んだ「海辺のカフカ」で、とある青年が「シャカの弟子でずーっとくつみがきをさせられてた(していた)坊主が一番最初に悟れた、ていう話をはじめてきいたとき、そいつの人生はなんてクソみたいな人生なんだ、と思った。でも考えてみれば俺のじんせいだってクソみたいなもんだ」みたいなことを言ってました。なんとなく忘れられない言葉で、そして心をあたためてくれる言葉です。うまく説明できないけど、すごく励まされる。
感動した本:ナルニア物語の「朝びらき丸東に行く」(The voyage of the dawn treader) ラストにむかってすべてのものが光だして澄みきってゆくのがすごくすきです。しんとしたきもちになる。長い夢をみているとき、それがおわりに近づくところにとても似ています。
芸術:”水と油”というダンスカンパニー(マイムカンパニー?)のダンスがすきです。あの圧倒的な理不尽さを表現できる人達ってあまりいないのでは?と思いました。
N響:年間定期公演のチケットをもってるんですが、今のところ全ての公演でいねむりします。アレはTVでみるのがいいのかも…。すべての芸術はナマでみるべきと思っているんですが、N響に関してはそう思いません。1回生中継している回の演奏をききに行ったんですが、終わったしゅんかん右からブラボー、左からブラボーさらにまた右からブラボー。すごくやらせっぽかった。うーん。一方、リニャーゼフ(ものすごい苦労人です)(Vc) を別口でききに行ったときは、ものすごーくよかったです。必ずしも技術と感動は比例関係にもないんですが。
絵:今週はピカソを見に行きます。いつかキリコを生でみたい。
- 「GO」映画は最悪だけど小説はおもしろい。
- 「人の目は、前に広がる世界を見るためにだけについている。」by 河村隆一。悲しい現実を並べた詩の最後にこの一節があって、とても強い言葉だなと思いました。家族そろってカゼをひいたので、先生も気をつけて。
- ギドン・クレーメル…前から好きなヴァイオリニストなのですが、この間、飲み会の帰りに友達の家で DVD を見せてもらい、あらためて感激しました。彼はよだれのたれそうな陶酔しきった面持ちで弾くのですが、非常に正確な音程と冷静で美しい弓さばきで、聴いていてとても心地よいです。
額田女王(井上靖)…天智・天武天皇から愛された歌人の話です。古代国家建設のエネルギーと、ところどころに散りばめられた歌の風流さを楽しみました。
- 「ロード・トゥ・パーティション」この映画おススメです。単なるギャング映画ではなく、父と子の深い物語です。まだ観ていない人のために詳しい説明はしませんが、立場が違えど、父(親)の子を思いやる心は同じだと思いました。ラスト・シーンが特に好きです。久々に感動しました。
- 最近感激した本:「青春に送る」
映画:「家族ゲーム」(松田優作出演。考えさせられた。)「リリィ・シュシュのすべて」(上と同様に「イジメ」が出てくるが、こちらは現代的なリアルさを帯びていて、ショッキング。)
芸術:モナ・リザ(常に、自分のなかでは一番の作品です。)理由:ダビンチのモナ・リザに寄せた想いを考えると、自分の情熱に似てるので。
言葉:「僕は誰にとっても存在しない人間だ。(中略)君だけがその例外だ。許してくれ、僕の友。」1900(海の上のピアニスト)→他人に対しての、自分の存在の曖昧さを考えさせられた。
「何してんの」→動かなければ始まらないのに、悩んでいる時。
「過去ばかり話す、人の悪口を言う、愚痴をこぼす、感謝しない、苦労話ばかりする人は、希望を持っていなかった。希望を持つ人は、『皆さんに迷惑をかけました』と言っていたそうだ」02卒業式の時の学長の話。
「あなたは、年が若いということで、誰からも軽んじられてはなりません。むしろ、言葉・行動・愛・信仰・純潔の点で、信じる人の模範となりなさい。」ペトロの手紙 [実際はテモテ第一の手紙:by H.S.]
- 梶井基次郎「檸檬」文学的表現の美しさに魅せられました。
- 一番最近読んで気に入った本は、夏目漱石の「それから」です。「こころ」を読んで夏目漱石を好きになりました。感情とか情景とかの表現の仕方が好きです。Happy End じゃないところも好き。現実味があるので。よく「暗い本好きだね」っていわれます。
- 柴門ふみの「同・級・生」ひきずる恋愛について考えさせられた。
- 「有限と微小のパン」森博嗣。森氏の本はストーリーそのものよりストーリーの間にちりばめられた哲学的問答が面白いです。(次週追記:「すべてがFになる」がいちばんおすすめです。)
- ELP Reader:これを読んでいることで今までよりずっとクリティカルに考えることができる気がするから。
- 焼きしいたけに醤油をたらして食べたあの味。なんともいえない味とはまさにこのことではないでしょうか。
- 「自分の頭と身体で考える。」
- もっと男らしくなりなよ。シュールです。
- 人ではないですが、子猫。家の近くで腹をすかせてドングリを食べていたので、かわいそうになって牛乳をあげた時、なついてくるかと思ったら、こっちに一礼(みたいな視線)をしていってしまった。ほんとうに小さい猫だったのに、野性の目をしていました。野性の厳しさを感じ、感動しました。
- 最近感激する余裕がありません。
- Beautiful Mind - 愛の力はすごい。
- 先日生まれてはじめて蛙が地上を歩くのを見ました。
- "My diploma is the tombstone." 黒人ジャーナリストの言葉だったと思います。
- 日本語で書いて下さい。
- 高校時代の友達がわざわざ学校まで持ってきてくれた誕生日プレゼントの小さなサボテンについていた手紙。私が一方的に好きなだけかと思っていた分、こんなに好きな人が自分にとって楽しいと言ってくれるなんて幸せだなァと思った。感激というより感慨。
- 「コーランを読む」井筒俊彦著:タリバン政権による暴力など、Isram 教に関連するような問題が目につくので Isram に対しては何となく暗い、黒い、つらいという image があった。この本は、どんな先入観もなく、ただ知りたいという気持に答えてくれると思う。おもしろい。でも、もう少し私が借り続けるので ICU Lib にはない。
- いつかみた新聞での高校球児の言葉「頑張るのはいつも今」最近ふと思い出して心にしみました。
- 本:「今日の芸術」岡本太郎著:世界中の人に読んでほしい。特に先進国の人々。特に日本人。
映画:「海の上のピアニスト」「アメリカン・ヒストリーX」
芸術?:およそこの世にあるものすべて。自分以外のもの。それらを好きだったり嫌いだったり。
人:「村山槐多」:画家・詩人・人間
言葉:未来には命がある(未来へ行け!)
- 感激とまではいかないんですけど、映画「アメリ」はすごく良かったです。自分の世界に閉じこもっていた女の子がちょっとしたきっかけで恋のおかげで外へとび出して行くというものです。こんな風に単純に生きてもいいんだぁ…と思いました。
- 最近読んだ本:谷崎潤一郎「痴人の愛」。最初は支配していた筈の妻にだんだん支配されて行く夫というゆがんだ愛が描かれています。二人の堕落していく様は美しくさえ見えます。
- 言葉:最近自分に対して無関心だと思っていた人がそうでないとわかったときの言葉。
- 感動した言葉は沢山あります。人もしかり。数学もしかり。(数学は最近は…)「人生は本気の遊び」が座右の銘です。解説略。
- ニューシネマパラダイス:ストーリーがいい!!
- 最近感激してないなぁ…時間におわれて…。
- 「君主論」:意外にも国王へのレポート文集みたいで読んでいて楽しかった。
- Just try not to worry, you'll see them some day.
- 最近感激した本:「沖縄独立宣言〜ヤマトは帰るべき祖国ではなかった〜」沖縄人(ウチナー)が語る戦争中・戦後のアメリカ占領下、本土返還後の沖縄。アメリカにも日本本土(ヤマト人)によっても苦しめられている沖縄の現状。沖縄の現状を知って衝撃をうけました。
- 最近、夜中に TV でやっていた「アラスカ 小さな冒険者たち」という映画。映像がとてもきれいでした。兄妹が遭難した父を捜しに行くというお話しです。
- 24日の夜に「Dolls」を観に行きました。内容は難しくて理解しにくかったけど、背景というか、風景の色がすごくきれいでした。きれいすぎて恐かった。
- 昔、咲いていた花は枯れ、押し花となり、心にしまわれる。高校卒業の時に実感しました。
- 「チーズはどこへ消えた」→ I learned that you have to move on in your life and favor a new environment. People tend to cling onto the past and present, but this book taught me that risk is very important to life and to look out for changes is crucial.
学生へのメッセージ
- たくさんのメッセージどうもありがとう。私は映画が好きで高校時代に一年間に100本以上見たこともありましたが、今はほとんど見る機会がなくなりました。外国へ行く飛行機の中ぐらいですね。おもしろい、または、ちょっといい映画はありますが、深みのある何回でも見たい映画は少なくなった気がします。私が年をとっただけかも知れませんが。映画ではちょっといいはなしでは物足りない気がします。
- 本も大好きですが、最近はなかなか落ち着いて古典を読むことができなくなっています。でもこれは、自分の問題。いまこそ古典といわれるものをじっくり時間をかけて読みたいですね。以前読んだものも、もう一度読んでみたいです。高校、大学と貪るように読んだものは私の場合はあまり印象にのこっていません。なにか悲しいです。最近は乱読。ホームページの「本」のところに読書記録はつけるようにしています。みなさんにも、読書記録は、おすすめします。映画や、印象に残った言葉も一緒に残すとよいかもしれません。心の記録としてとても大事なものではないでしょうか。
- 今学期はいろいろなことでペースが狂っていますが、通常は毎週月曜日、朝8時半から9時図書館で時間を過ごすことにしています。その週の新着本の貸し出しが月曜9時に始まるからです。おなじ時間に雑誌を読んだりもしています。なんと贅沢な時間が過ごせるのかと自分でももったいないと思いつつ。
- いろいろと便利になり、今まで膨大な時間がかかっていたものが瞬時に出来てしまうということがたくさんありますね。でも、本を読み、じっくり考え、感動に心をふるわせることは、昔も今も同じだけ時間がかかるのではないでしょうか。その時間を失わないようにしたいものです。数学の問題を考えるのも、研究するのも同じですね。
QUIZ7 : ICUを選んだ理由。その他何でもどうぞ。
- 高校生の頃は自分が何をしたいのかさっぱり分からず、目標がなかったので、大学受験はなんとなくしてしまいまました。たくさん回り道をしていますが、無駄な経験というものはないし、かえってICUで良かったです。要は、自分が一生懸命であれば、どこで何をしててもよいものです。
- 選んだのではなく、記念受験のつもりでうけたら受かってしまった。
- リベラル・アーツにひかれて。
- ヴァンデルモンドの行列式が理解できません…むずかしいですね。
最近、多すぎる情報に拒絶反応が出てしまいます。コンピュータ等とうまくつき合い切れていないようです。
- 自分になんとなく合いそうだな、と思ったのが一番の理由かな。総合的に物事を学べるし。勉強はかなり大変だし、苦労するけれど入って良かったと思ってます。
- 受験のとき初めてICUを見たのだが、バカ山にほれた。
- 今回のレポート時間がかかった。疲れた。しかも微妙。
ICU を選んだのは、いろんな勉強ができる possibilities がほしかったから。他大だと、初めから専門を決めなきゃいけないのがイヤだった。
- 生物学が学べるから!というのが唯一の理由です。高3の11月ぐらいまで、ICUがどういう大学で、どういう学科があるかさえ知りませんでした…だから、ELP でこんなに苦しむなんて、入学するまで夢にも思いませんでした。
- 特に理由はないけど、あえてICUを選んだ。理由をあげるとしたら、出身高校からICUに一人も不合格者がでていなかったから。
- 社会人受け入れ枠があったから。英語がつかえるから。
- 理系と文系を分けることに疑問を感じていた自分にはリベラルアーツの考え方が魅力的に思えたから。
- これには間違いなく熱いあつーい思いがあります。
- ICUの自然にひかれて。
- うっかり。
- ふらっと。
- キリスト教系の学校に行きたかった。その中で生物がやれる所を探した。その他にも国立私立大学を受けたが、ICU以外の道はなかった。
- ICUしか受からなかったから。選択の余地がなかった…。
- 神の思し召しです(笑い)。
風邪がはやっていますので、気を付けられてください。(自分は感染済です。)
- 医者になりたい→研究の方に行く気がする→どうせなら最初から理学部へ行こう→ICUっていいな。
- 家から通える教養学部。
- 2(b) に帰納法使えないのかな。行列はパズルをやっている気分になる。とても visual。
ICU は選んでいない。理学科のポスターにひかれた? ICUに選ばれたと思ってます。自分で探すより、自分に合う学校に来れたと思う。うれしいな。
- 神の導き。
- その非凡さゆえ。それがタマにキズだったりするけど。
- ICUしかうからなかったから。ぶー。春学期はあっとゆうまで、そんなことを考える暇もなかったけれど、最近、ほんとにこの学校んで4年間すごしていいのか、すごして何を得るのか悩みすぎている。相談にのってください〜。
- 流されてたどりついた所がICU。
- ねむい。
- 未知との遭遇。
- 若気の至り。
- ICUの入試問題が自分の頭に物凄くfitしていたから。
- 試験に数学が必要ないから。他の学科も勉強したかったから。宗教心のある人に会ってみたかったから。
- Interview の時、聞かれましたねぇ。やはり英語・日本語両方で授業が受けられて、理学科の授業以外にも取れるから。中途半端に英語だけとか、日本語だけ喋れる様ではいやだったので…。あとバカ山が気持良いから。
- 芝。
- みんなと同じじぁヤだったから。
- Liberal arts! 勉強を純粋にやりたかったから。他の大学の中には、遊びで4年間をおわらせようとしている学生がいっぱいいそうで、そういうのがイヤだったから。ICU生は深い考えを持っている人が多くて刺激になってる気がする。
- やっぱり英語の授業が一番の理由。あとは運命に導かれるがままに来ました。
- ICUの学校見学に参加したときに、学生が生き生きしてみえたから。自分もそんな風になりたいと思って来た。でも思うようにはいかないですね。世の中…。
- アメリカの教育環境、日本の生活環境、リベラルアーツ、これに一番近かったのは、ICUだけでした。ただ、黒板をひたすら写しまくる制度は嫌いです。写すのが必死で、書いていることを理解するひまも Lecture を聞いているひまもありません。
- I had to stay in Japan for some reasons. The September 11 attack, money problem, and my strong will and my parents who wanted me to stay in Japan. ICU was the only school I applied to, since I didn't want to go to Sophia. Therefore, I didn't have much of a choice.... but that doesn't mean that I didn't want to come here. I liked the campus and the wide range of choice for majors.
学生へのメッセージ
- メッセージをどうもありがとう。積極的にこの大学を選んだ人、そうでない人、いろいろですね。わたしがこの大学に移って来た理由は ここにすこし書いてあります。興味のある人はちょっと読んでみて下さい。わたしは、この大学に来て本当に良かったと思っています。教員と学生はすこし違いますが、色々な意味で本当に素晴らしい大学だと思いますよ。もちろん、問題も山程ありますが。
- まずは、ほとんどのみなさんが苦労しているのではないかと思う ELP のことから書きましょう。みなさんのご存知の通り、これは受験英語のようなものとも、英語会話の学校の英語とも違います。English for academic purposes となっていますが、言語教育(言葉をもちいて、情報を得、考え、理解し、議論し、自分の考えをまとめ、それを伝え、そのことを通して学問的にもさらに深める)を中心とし、これを英語を通してしている分けです。日本語でやっても十分勉強になることを英語でしている分けです。言語訓練と、論理(または数理・科学的な思考訓練)はすべての学問をするうえでの学習能力として必須です。それを大学の最初にしっかりすることは大切なことです。さらに英語は、特に理学科の学生にとってはとても役にたちますね。わたしは、英語が国際語となっている現状をかならずしも肯定的にばかりとらえていませんが、科学の世界では現在、論文のほとんどは英語です。わたしが勉強を始めた頃は、ドイツ語、フランス語、ロシア語も必要で、論文を読める程度にはわたしも勉強しました。先日ノーベル賞をとった田中耕一さんは、ドイツ語で留年(?)して、大学院の試験にドイツ語の試験があったので、進学をあきらめたと言っていました。今は、ヨーロッパでも学会のかなりの部分が英語になっています。日本でもそうです。そういう背景で、理学科では、かなりの卒論が英語で書かれ、英語で書くことを強く勧められています。実際、入学時点では、他学科の学生の英語力の方が上だとよく言われますが、卒論を英語で書く割合は理学科が群を抜いています。その意味では、このような教育をそれも理学科にいて受けられるというのは、大変な特権です。少なくとも日本一です。そうは言っても、辛いと言う人も多いと思います。そういうひとは、ぼちぼち、落第しないように、C ぐらいを取る気持であきらめずについていってください。それだけですばらしい結果を生みます。一週間に、8から9時間の授業、復習をいれると20時間程度も費せるのは、それだけで素晴らしいことです。わたしは、十分英語で苦労しましたから、みなさんがうらやましいです。
- 理学部などの数学科や、物理学科、化学科、生物学科、情報科学科などとくらべて専門を勉強する時間が少なく、深いところまでやらないのではないか、と思われる人もいると思います。たしかに、講義などの種類は2/3と言われています。しかし、科学では、本当の専門家になるためには大学院は必須、ということは、そこまでに、追い付けば良いわけです。上のメッセージでも他に受からなかったからここへ来た。と言う方も多かったわけですが、しっかり勉強すれば、日本のどんな大学院でも合格します。理学科卒業生の大学院合格率は正式な統計ではありませんが、多少分野によってことなりますが、90%ぐらいだと思います。もちろん、外国の大学院にもたくさん行っています。背景として、特に大きな国立大学の大学院の定員が増していることもありますが、わたしは、一般論として聞かれれば、絶対に学部はICU、そして大学院は、具体的に勉強したいことの出来る大学院で、と答えます。高校生のレベルで、本当にどんな専門を勉強をしたいか、それにはどこが最適かなど判断するのは難しいと思います。
- そして、もちろん、この大学で学ぶことの一番大きなメリットはリベラルアーツ教育です。これについては、わたしが何か書く必要はないでしょう。世界の中で働くことを考えれば、何か専門の知識だけあれば、それでよいということはありません。環境や、エネルギー、平和などということはもちろん、携帯電話のソフトの開発であっても、人間の営みは何なのか、何が人を幸せにするのか、人間とは一体何なのか、政治は、経済は、歴史は、知恵とは、全てを考えた上で、自分の専門分野で何ができるかを応答して行かなければ、何もできないのではないでしょうか。科学においても、他の分野との関連、また他の分野から学ぶことなしに、何もできません。その基礎を大学の最初にしっかり学べることは、かけがえのない財産です。
- 雰囲気も大切です。ここには、自由に語り合える雰囲気、環境、自己を相対化する出会いがたくさんあります。教員と学生の近さもとても魅力的です。もちろん、それを支える環境も素晴らしいですね。ゆっくり学内を歩き、自分の好きな場所を何箇所か作るのも良いですね。ひとりひとりのICUを育てて行って下さい。そして、それによって、みなさんがICUを変えて行き、育てて行くのだと思います。ICU は明日の大学、みなさんで作って行く大学です。みなさんがここでどう生き、そしてどのように育って行くかがこの大学の価値、この大学そのものの営みですから。みなさんの一生に期待しています。
- ちょっとさびしいのは、数学を専修する学生が多くないことかな。理学科という名前からもちょっとここで数学を勉強しようと思って入ってくるのが難しいかなとも思います。それ以外にも、リベラルアーツの中で数学の重要性はとても感じますが、数学自体を専修することをまず目的としたとき、リベラルアーツは、本当に最適かという問題もあります。科学の他の分野では他の分野を学ぶことは、すぐ「役に立ちます」が、数学の場合、その関係が希薄ではないかと思うからです。自分の学生時代を考えても、他のことをいかに忘れ、または、遠ざけ、数学だけに集中し、朝から晩まで数学漬けになることがベストだと思っていました。特に、高校の時、数学ですら学年最低点を記録した経験を持つ私としては。しかし、今数学者のはしくれとして、世の中を見渡すと確かに数学だけしかしない人もいますが、トップレベルの人は人間としても、その教養も人物も素晴らしい人達がとても多いですね。数学だけをやっていてはできない発想が数学にもあるのだと思います。実際、わたしも数学すら劣等生になるぐらい他のことに打ち込んでいたことがいま、どれほどプラスになっているかわかりませんから。ともかく、すぐ役に立つ事だけすると言う人はなかなか成長しないのではないでしょうか。リベラルアーツなんて無駄のかたまりのような気もします。しかし、人間が打ち込むのは、そして人間を生き生きと生きさすのは、役に立つ事ばかりでは無いはずです。みなさんを生き生きとさせるものはどんなものですか。理学科の他の専修と比べて数学は卒業生で、研究者になる人が少ないです。でも、このとても美しい、そして役に立つ部分も、役に立たない部分もとても魅力的な数学、もっと多くの人にその美しさを理解できるよう勉強してもらいたいですね。
- 昨晩、数学の卒業生から電話がかかって来て、今から行ってもいいかということだったので、このメッセージを中途にして、急いで家に帰りました。かれは、卒業後、ミュージカルの勉強をして、3年たったでしょうか。劇団「四季」のオーディションに合格してそこに入る事になったから。と報告に来たのでした。わたしは舞台芸術のことは全く無知なので良くわかりませんが、劇団四季を始めた浅利慶太さんによると、音楽は99パーセント数学だとか。小沢征爾氏にそのことを言ったらちょっとそれは多すぎ、95パーセントぐらいだろうといったとか。音楽もわたしは疎いのでなんとも言えませんが、「オーケストラや、ミュージカルであるものを表現するとき、その背景にあるのは、単なる感覚的なものではなく、正確な音と、リズムとそれらの調和と、またそれらをどのように計算しつくして表現するかにかかっている」ということを言っているのではないかとその卒業生も言っていました。数学者に音楽の演奏が非常に素晴らしい人が多いのも何らかの関係があるのかも知れません。現在の理学科長の森本先生は奥様も数学者ですが、お二人ともパイプオルガンやピアノを演奏される事をとても愛しておられます。すばらしい方々です。
QUIZ8 : 21世紀における科学の使命は何でしょうか。その他何でもどうぞ。
- ソフトな科学、今までの科学が残した悪影響を取り除くような科学。
- 科学の使命って、難しいお題ですが…生物を学んで行くうちにやっぱり人間はむやみに自然をこわしたりしてはいけないと思うようになりました。私は動物が好きで、生物をやっているのに、実験で動物を殺さなくてはならない。科学なんて必要ないのでは、と少しむなしく思える時もあります。
- 安易なこたえだけど、地球にやさしく循環できる産業のあり方を考えるべき。
- 科学は一体どこまで進むのだろう?と思う今日この頃。先進国ではかなり進んでいますよね。でもそれと同時に発展途上国との差は開いてきてる気がします。そんないまだからこそ皆が幸せになれるように科学は努力するべきです。
- 手に余るようなものを作らない。
- 壊れた自然環境を直すための科学。
- 人口爆発と環境破壊に対処する事。
- 自殺者と餓死者(先進国における前者、途上国における後者)の数を減らす事だと思います。特に後者について、世界中至るところに十分な食糧を行き渡らせる事。
- 利己的になりすぎている”最新技術”とやらの暴走を止めること。
- 世界平和
- 科学とは…、難しいところです。先生はどうですか。
- 22世紀に向けてドラエもんの開発をはじめる。
- 科学の使命を考える事。
- 環境破壊をしないこと。
- 感想:平和で皆様(動植物込)が住み良い世界にすること。となることを希望します。
- 万民幸福。
- 不可能を可能にする。想像できることは実現させる。そして宇宙全体に人類が広がってゆく…良きにつけ悪しきにつけ。
- うーん。私が科学に期待する事は、人間とはどんな存在であるかに対する答えの手がかりを与える事です。人間としてどう生きるかについて考える材料を私は科学から得たい。
- 地球環境の回復 or この世の終末を見守るのみ。
- 人間を生かさず殺さず。
- 17世紀産業革命(物理・化学革命)→アインシュタイン(地学革命)→20世紀(コンピュータ情報革命)→21世紀(生物革命)。残りは生物革命しかない。クローンなんてまだまだこれからです。
- 科学とは、理性的妄想。
- いきついた結果が使命といえるのでは…?
- 1=3、三位一体説 the Trinity (by インクリ)。If 1=3, then I can marry 3 women. If 1=3, then you can make 2 more Quiz (Linear II, Calculus II). Please make Quiz unless you have the class.
- たまには地球環境のためになることを発見すること。
- 今まで科学の使命なんてありました?
- 科学をいっぱいよいこと(?)につかう。
- 困っている人の助けになるようなことを科学的に研究して行く。個人の利益だけじゃダメですね。これからは。もしかしてこの Quiz が今学期最後ですか?先生のホームページ欄、面白くていつも見ています。他の人のメッセージも見れて面白いですね。
- 科学って何か自分たちは世界を救う正義だ。的な感じが漂っているけれど、私は、科学が正義だって言えない気がする。科学の発展で、原始爆弾とか、生物兵器、遺伝子組換えとかが起こったのだから。あえて、科学の使命(やらなくてはいけないこと)を言うならば、それは、これまでの科学の発展がつくり出した世界のひずみを埋める努力だと思う。
先生、余因子展開、頭がこんがらかってめちゃくちゃになちゃいます。一回、一回 adj(A) は?ってかいていけば何とかわかるけど、そんな時間ないし、どうすれば良いですか。
- 人を退化させる。進化をしないこと。
学生へのメッセージ
- メッセージどうもありがとう。ちょっとメッセージを書いて下さった方が少なかったですね。残念。それぞれが科学について考える事はとても大切だと思います。今学期は前にも書きましたが、四年次総合演習(Senior Integrating Seminar = SIS)でエネルギーの問題を考えています。非常に高いレベルのセミナーで、わたしもたくさんのことを勉強しています。発表の質も高く、そのままテレビで流してもよさそうなものもいくつかありました。ここでも、環境問題が、サブタイトルのように中心的に議論されています。ヨハネスブルグ(環境サミット)で、Sustainable Develepment を議論していましたが、本当にそんなことが可能なのでしょうか、そして、それが目標なのでしょうか。結果として、Sustainable Development になればそれは、望ましい事ですが。まずはこの地球環境がもとに戻す事がほとんど不可能な程、破壊され、化石燃料に頼っていきていくこともできない、また先進国と発展途上国の差が状況においても意識においても大きく隔たりができてしまいました。人間が、共存していくためには、人間だけでなく、動物や植物だけでもなく、この地球全体、または宇宙の中でのある存在としてどうしなければいけないかを真剣に考える時にいると思います。ここまで破壊して来たのも人間のおごりとどん欲ですが、理性と愛をもって、立ち止まりこれからの道をかんがえるのも現時点では人間の責任であるはずです。そしてその問題を考えて行く時には、我々の世代だけで考える事はできず、皆さんの世代だけでも考える事ができず、もっと普遍的な枠組の中でそれぞれが関与する形で考えなければいけないと思います。それには、人間の営み全体についても、人間というものの本質についてもしらないといけませんね。人間ができないことを考えても仕方がないですから。否定的な面から書いてしまいましたが、この難しい問題を解決するのは科学です。科学なしに、そして科学的思考を基礎としないでは、単に混乱を招くだけです。しっかりと科学と科学的思考を学んで下さい。わたしは、SIS に出ていて、この問題の解決は可能なのだと思うようになって来ています。すばらしいみなさんのこれからのあゆみによって。
- 私のホームページには「高校以上の数学は何のためか」というコーナーがありますが、「科学」についてもコーナーを設けていずれ考えたいですね。このページも今年度は終わりとなります。ご協力ありがとうございました。授業が終わってからでも、このページに電子メールなどを使って投稿して下さっても構いません。私の授業を取っていなくても、時々覗いてみて下さい。トップページの What's New? の所を見ると最近アップデートされているページがすぐ分かります。たくさんのことを学ばせていただきました。感謝を持って。