2011年度ー2013年度。2007年度・2008年度に使っていた「証明の楽しみー基礎編」のもととなっているものの第二版。
"Mathematical Proofs, A Transition to Advanced Mathematics, Second Edition" by Gary Chartrand, Albert D. Polimeni, Ping Zhang, Pearson International Edition (ISBN13: 978-0-321-52673-1, ISBN10: 0-321-52673-2, 2008)
2007年度・2008年度は下の本を教科書に指定しました。参考になると思います。
「証明の楽しみー基礎編」Gary Chartrand, Albert D. Polimenni, Ping Zhang 著、鈴木治郎訳、ピアソン・エデゥケーション ISBM4-89471-764-6
皆さんが一番苦労する、証明の理解と練習に中心をおいてあります。正直に言いますと翻訳に多少不満もありますが、日本語でこの種類の本を私は他に知りません。英語版を使うかどうかは迷うところですが、まずは日本語版を使うこととしました。教科書に指定したからには、十分使います。実は、応用編(英語は一冊)の最初の章もこの科目の範囲に入っていますが、基礎編のみを教科書とします。
2006年度までは、この授業の範囲をカバーしている松坂和夫著「数学序説 - 集合と代数 - 」など、品切れになっているものが多いため、特には指定しませんでした。入手しやすいものでお勧めは上江洲忠弘著「集合論・入門」、松坂和夫著「集合・位相入門」、斎藤正彦著「数学の基礎 (基礎数学)」あたりでしょうか。この授業と同じではありませんが、夏休みに最後まで読むつもりで、赤摂也著「集合論入門」や、松坂和夫著「集合・位相入門」を読むことを勧めます。公理的集合論に興味のある方はまず竹内外史著「新装版:集合とはなにか (はじめて学ぶ人のために)」を読むことをお勧めします。前半はこの授業とも関連してよい入門書にもなっています。